【安価】ヒカリ「リリウム魔法学校へ! 4人でダブルデート……?」【百合】
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◆ZOSRNJGVq.
[saga]
2020/04/04(土) 23:08:18.54 ID:pHkgGAvIo
「ティア……怖い……」
眼前で鼻息を荒くし、自身に迫りくるティアを的確に表したその言葉は、その当の本人をハッとさせるに十分だった。
「ご、ごめんなさいアルシェっ、やめますから……」
「……ティアは、何をしようとしてるの?」
「それは……その……え、えっちなこと……です」
むくりと体を起こしつつアルシェは疑問を浮かべた。
えっちなこと、とは確か……。
「クリスマスの時にしないって……」
「でも、我慢できなくて……」
ううぅ、とティアは唸る。
辱められている気分になりだんだんと顔が赤くなるのを感じた。
なんでいい雰囲気だったのにここで止めるんですか。アルシェのばか。とも思った。
「……えっちなことって……なに? 教えてくれるよね?」
「それは……」
ティアの目が泳ぐ。
アルシェはそれを押さえつけ、正面から瞳を見据えた。
「う……。……す、好きな人とすることで……一緒に気持ちよくなるんです……」
アルシェは白状した。これ以上は逃げられないと観念したのだ。
「……なんで前は教えてくれなかったの?」
「ほんとは大人のすることなんです。だから恥ずかしくて……」
「今したらだめなの?」
「だめじゃない……です」
どんどん追い詰められていく。もちろん手を出そうとしたのはティアが先だし、今更逃げも隠れもしないのだが、気恥ずかしさからかそのような感覚を覚えた。
「じゃあ……しよ? いいよ、ティアとなら……恥ずかしくても」
「アルシェ……!」
今度は怖がらせないように。精一杯優しく。
後頭部を包むように支え、できる限りふんわりと押し倒す。そしてそのまま軽く口づけをした。
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