大崎甘奈「キャッチャー・イン・ザ・バスルーム」
1- 20
14: ◆U.8lOt6xMsuG[sage saga]
2020/04/18(土) 02:23:39.92 ID:chvlB2Ff0

固い感触に囲まれている。目を閉じると甘奈の顔が脳裏に浮かんだ

そろそろ、本格的に認めるべきなのだろう。俺は甘奈に劣情を抱いている。

始めは、今日によく似た雨の日。すれ違った車に水をかけられ、ずぶ濡れになった甘奈が事務所に来た日。あのとき、自分の中で動いていた歯車のどこかが食い違った。そういう感覚があった

透けて見える肌。張り付いた衣服。浮き出るアンダーウェア。……見とれて、何もできなくて。ようやく身体が自分の言うことを聞くようになってから、タオルを取ると言い訳をして逃げた。

あれからだ、あれから。それまで頑張ってる担当アイドルとして、少し年の離れた妹みたいな存在としていた甘奈に性的な興奮を抱いてしまうようになった。プロデューサーとしての自覚のたりなさを恥じた

今日、甘奈に必要以上に過保護だったり、それでいて甘奈を突き放すようにしていたのも全部説明が付く。俺のわがままだってのが理由だ。

プロデューサーとしても、人間としても、甘奈を導く主導者として最低な存在に成り下がっていた。そんな自分に気がついても、自分の発言や行動を止められなかった

こうしてバスルームで膝を折って寝ているのも、俺の不甲斐なさからだ。もしあのベッドで、あのイスで、甘奈と同じ空間で寝ていたら。

無防備な甘奈が、近くにいたら。甘奈の寝顔が側にあったなら。俺はきっと、最低な行為に及ぶ。どれだけダメだと頭の中で警鐘を慣らしても、きっと止まることはない

だから、浴槽で縮こまる必要があった。甘奈を求める思いを沈めるために、こうしている

自分がとんでもない道化のように思えてきた。いや、実際そうなのだろう。自嘲し、寝返りを打つ。打てなかった。狭いからだ

仕方がないので心地よくない体勢のまま、固い箱の中で目を閉じた



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
50Res/53.67 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice