大崎甘奈「キャッチャー・イン・ザ・バスルーム」
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42: ◆U.8lOt6xMsuG[sage saga]
2020/04/27(月) 00:42:40.65 ID:p/DpL8uH0
◆◇◆
明るいけど曇り空。雨だけど昨日までの勢いはない。ダルい体を起こして、あくびをした。あんまり眠れてない。時計を見ると、長針は5を指している。なんでこんなに早く目が覚めちゃったんだろ
隣でまだ寝ている彼を見る。子どもみたいに、気持ちよさそうに寝ている。事務所でもうたた寝しているのを見るときはあるけど、いっつもすぐに起きちゃうもんなぁ。こうじっくり見る機会なんてあんまりない
「……ふふっ」
こうして眺めると、意外と可愛らしい。男の人らしいなぁって、ご飯を食べるときとか、のど仏とか、手を握ったりとか。昨日みたいに甘奈を撫でてくれる角張った手とか、そういうのでこの人の『男性らしさ』にときめくけど、こういう無防備で男らしくないところも好きだ
……あっ、そうだ。まだ彼が寝ている間に電話しよう。昨日相談してもらえたし、結果ちゃんと出来たし。でも、この時間に起きてるかなぁ……LINEにしとこ。
「ぅ……うぅん……」
「あ」
ベッドから這い出ようとしたら、隣の人がもぞもぞと動き出した。起こしちゃったかな、と思ってすぐ、自分の格好に気がついた。キャミソールも結局脱いで、何も来てないすっぽんぽん。
昨日は雰囲気もあったし、気遣ってくれたから体を晒すことに対する抵抗はほとんどなくなった。けど、こうやって明るい部屋だと話は別。まだ恥ずかしい。とってもとっても恥ずかしい
急いで脱ぎ捨てられたキャミソールを手にとって、ショーツを身に着けようとする……けど、ショーツはまだ書いてなくて、これは履かない方がいいんじゃないかってなっちゃった。ノーパンでガウンの上下を着た
「ぅあ……あぁ、おはよう、甘奈」
「おはよ、プロ」
プロデューサーさん、といつものクセで言いかけてしまう。途中で言葉を打ち切って、代わりに彼の名前を舌に乗せた
彼はまだ裸で、上半身を曝け出している。胸板や鎖骨がくっきりと目に入る。
「……服着てよ」
「ああ、悪い。」
そう言って彼はシャツを羽織り、ボクサーパンツを履く。照れて『着て』と言ったことを後悔した。もうちょっと見ていたかった
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