月岡恋鐘「長崎で逆レ●プが人気? そんなわけ無かよー」
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◆FreegeF7ndth
[saga]
2020/04/19(日) 23:47:49.43 ID:gtMoMWxlo
※20
「はぁ……ぁぅう……あ、あぅう……っ♥」
あたたかい。
やわらかい。
くすぐったい。
「ぁあ……ぷろ……さーぁ……♥」
目が開けられるようになった。部屋は暗いままだった。
温かいのも柔らかいのもくすぐったいのも、恋鐘のせいだとわかった。
ペニスはじくじくと甘くしびれていた。
俺と恋鐘の肌やら粘膜は、汗だかヨダレだか精液だか愛液だかでぐちょぐちょになっていた。
いまはまだシラフになりきっていないので、心持ちも悪くない……が。
「朝これで目覚めたら、百年の恋も冷めるわ」
折よく、睡魔が遠のいている。なにか恋鐘の汚れを拭ってやるものはないだろうか。
目をしょぼつかせながらあたりを見回す。
開きっぱなしの襖の横に、畳んだタオルらしきものが置いてあった。
恋鐘を起こさないよう慎重にカラダを離し、まだ力の戻らない足腰でいざって、そばへ。
ハンドタオルが、端を内側に隠すように畳まれて2枚重なっている。
白くて深いお盆? 容器? 触ってみるとプラスチック――おそらく、洗面器だろう。
それから、長径が洗面器と同じぐらいの楕円形の布袋……かと思ったら、
触ってみると、中はオレンジ色のプラスチック容器。生暖かい。なんかちゃぷちゃぷ音が……液体?
よく見ると白い蓋がついている。ああ、湯たんぽか。夏なのに。
おそらく、これで濡れタオルこしらえて後始末するつもりで恋鐘が用意したんだろう。
「そこまで気を利かせて、襖は締め忘れるんだ。図ったようなドジ踏んで……」
ぼやきながら、洗面器にぬるま湯――恋鐘の体温よりぬるかった――を注いで、
ハンドタオルを浸して、ギリギリギリっと絞る。
握力が戻っていなくて、何度か深呼吸して力を込めないと絞りきれなかった。
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