15: ◆xa8Vk0v4PY[saga]
2020/05/04(月) 17:20:01.89 ID:p0TmPlc30
フレデリカはビクンと体を震わせると、
「いけないいけない」とつぶやき口元のよだれをナプキンで拭う。
「いいよー、あたしも疲れたししばらくゆっくりしていこ」
志希がそう言うと、フレデリカは申し訳なさそうに笑った。
「そう?ありがとー♪」
ぬるくなったアイスティーをくいっと飲み干すと、マスターに追加注文をした。
運ばれてきたカフェオレを両手で持ち、ゆっくりと匂いを嗅ぐ。
「フレちゃんは優しいね」
「え?どうしたの急に」
「ううん」
志希が笑うと、フレデリカは照れたように笑い返した。
「んー、そうだ」
志希は指を立てて続ける。
「目覚まし代わりに、あたしの昔の話聞いてくれない?」
「え、ホント?聞きたい聞きたい!」
「作り話だけどね〜」
「やったー!」
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