天空橋朋花「子作り逆レ●プのお供と言えば葡萄酒ですよ〜」
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36: ◆FreegeF7ndth[saga]
2020/05/11(月) 23:40:18.81 ID:i9qakCF1o

※34

「ん、ぅ――ぁ、あ、ぁ……ふ、ぅ、んんぅうっ……!」

 朋花とは、娘が生まれてからも体を重ねていたが、
 する時はいつも娘を園に送り出して家事を終えた後、つまり真っ昼間に寝室でしていた。
 俺も朋花もだいたい家で仕事を進めるので、しやすいときにすると、そうなる。

「朋花、ともかっ」

 寝室でベッド……と比べるとソファは心細い。さりとて場所を移すと朋花の気配が薄れて惜しい気がした。
 本当に奇妙な感覚だが、例えば朋花を抱き上げてどこかへ運ぼうとしたら、
 腕の中からぽたぽた垂れ落ちていって、朋花の一部が置き去りになってしまう感じだ。

 ソファで並んだ体勢の不安定さを和らげるため、朋花の首と腰に手を回して抱き寄せる。
 俺自身の体重も使うと、朋花の身体は軽いを通り越してこちらの上に転がってくる勢い。

「はぁっ、ひぁっ――だ、だいてて、くださ――んんんぅうっ」

 腕と、腿と、肩から腰ぐらいまでが朋花と寝間着越しにくっついて、
 朋花がなにかを怖がっているような震えがこっちの肌にも伝わってくる。
 それは、蜜のように糸を引いて滴りそうな匂いや、さっきのお湯より熱く感じる体温や、
 俺の肩口をくすぐってくる吐息と比べて、それだけが妙に切羽詰まっていた。

「ぁ……っ、だ、めぇ、ごめん、なさいっ、こ、れ、これ、すき、です……っ」

 朋花が腕を絡め、爪を立ててきた……気がした。
 爪が短いし寝衣の布越しなせいか、指の腹や腕や骨の圧を感じても、ちくちくキリキリした痛みはない。

「キス、したい。いいか?」
「ま、ぁ……い、いま、されたら、わたし、ん、んンぅぁ……んっんぷっ!?」

 肩と腕をずらして、下から朋花のくちびるを奪う。
 くちびるの表面はさらさらしていて、馴染み深い歯磨きクリームの爽やかさが一瞬ひらめいて、
 朋花の甘酸っぱい中に消えた。こっちまでヨダレを垂らしてしまう煽りの色がついた味。

「んぷっむっ、ちゅむっ――ぁんんっ……ふ、あぅうっ、ふぅー……っ」

 こっちが下なので、朋花はその扇情的な体液をちゅうちゅうと優しく注ぎ込んでくれる。
 お返しに、こっちのくちびるを朋花のくちびるで甘噛みしたり、
 舌先で前歯あたりのエナメル質に触れてやると、朋花は呼吸を動揺させたり、
 胸やウエストや腰あたりをくすぐったげに力ませたりよじったりする。

「……朋花、キスされるの、好きだよな……なぁ、どんな感じになるんだ?」
「ど、どんな感じ、と、言われましても――んぁぅ……っ」

 くちびるを離して、耳元に囁く――俺は朋花の耳元へ囁いたつもりだったのだが、
 朋花は髪の生え際や首元――子供まで作った今でも、朋花はおいそれと触らせてくれない――あたりで、
 俺の荒くなった呼気を感じてか、首筋や鎖骨を浮かせ沈ませ、四肢をびくつかせた。




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