天空橋朋花「子作り逆レ●プのお供と言えば葡萄酒ですよ〜」
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◆FreegeF7ndth
[saga]
2020/05/11(月) 23:41:59.41 ID:i9qakCF1o
※37
「き、気持ちいい、です、か……? ふぁ♥ わ、わたし、も……ですっ。
ふふっ、わかって、わかってます――き、てぇ、あ゛っ♥ ぅううっ、あぁ……っ♥」
抱き合い始めてしばらくは受け身だった朋花も、挿入のお膳立てが進むにつれて快楽を露わにしていき、
ついに……という段になると、俺が飲まれそうになるほど上げ潮になっていく。
上げ始めの朋花は静かだった。
啜り泣きが収まってきた風の朋花に、俺はしつこく『どんな感じがする』か、
聞かせて欲しい聞かせて欲しいと、我ながら聞き分け悪くねだりつづけていると、
朋花はしおしおと小さくなりながら、途切れ途切れで、
『……あなたに、ぎゅってされると、お腹の奥が、きゅうきゅうって、火照ってしまうんです。
また、また赤ちゃん欲しいって、泣きたくなるぐらいに、切ないんです。でも……』
朋花は、言葉では泣いていた。声音は儚げなくせに熱っぽかった。
本当に、この天空橋朋花という女は――もう天空橋ではないが――矛盾に満ちていて、
その両方が、俺を彼女の懐に向けて抗い難く引っ張ってくれる。
『……でも、私は……あの夜、勝手に、シてしまったんです……あなたが、首を縦に振る前に……。
悪いと思うなら、やらなければいいのに……でも、私、は……』
そう朋花にこぼされた。
それで俺は、朋花にセックスをせがんだことはあっても避妊は欠かさずしていて、
朋花に向かって『孕ませたい』と言動や行動で伝えた覚えがないことに気づいた。
『後悔するには、幸せすぎて……』
もしかしてそのせいで『勝手に子供を作ってしまった』と、ずっと思っていたとか。
その心境は正直、男には想像しづらいものがある。分かった、とは言えない。
『朋花……っ』
しかし黙っているのも……。
俺が、なにか言えるとしたら――
『つまり、二人目がほしい、と』
『……ぁ、その〜……まぁ、なんと、いいますか……』
――ありえないだろ、と自分を叱責したくなるほど明け透けに出てしまった。
言葉をぶつけられた朋花も、びっくりして声が詰まっていた。
『俺もほしい。子供』
『……ぁ……っ♥』
たぶんちょっとだけなにかがずれてる気がした。疑念がちらちらした。
でも、朋花に『赤ちゃん欲しいって、泣きたくなるぐらいに、切ない』とか至近距離で浴びせられて、
しかもペニスが朋花にアテられ準備良く精液出したい出したいとうるさくて、
そんなごちゃごちゃしてるうちに疑念は落ちてどこかへ消えていった。
『あの、あなた、その……』
孕ませる。孕んでください。孕め。たぶんそんな感じのことを口走った。
『き、ききました、よ……そんなこと、あなたが、ね、私、に……♥
うそなんて、言わせない、いわせませんからぁ、ふぁあ――っ……♥」
失禁したようなじわじわ広がる温度が、肌に張り付いて俺の意識まで占領していった。
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