【安価】でアズレンファンタジー
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126: ◆u1rV3Ri3IQ[sage saga]
2020/09/25(金) 02:39:43.16 ID:UzESGEgd0

 
リン「……俺は全然成長してないな、まったく」

 ウォースパイトから逃げ出したリンは、街のロイヤルギルドの区画、その居住区へ来ていた。
 ウォースパイトにあんなことをしてしまっては宿舎にしばらく戻ることはできない。財布含め荷物も宿舎に置いてきてしまったため、仕事までの時間は家で潰すくらいしか選択肢がなかった。

リン「けどウォースパイトはなぁ……。そりゃかわいいが、子供の頃からの付き合いだし、なんか複雑だ……。それにあいつにあんな反応されると――」

 歩きながらぶつくさと呟く。思い返すのは、先程のこと。ウォースパイトを抱き締め、その後自分は何をしたかったのか。
 考えて、ベッドに寝かせたウォースパイトを想像したところで、リンは頭をブンブンと振った。

リン(いかんいかん。最近ピンクなことが続いてるせいか? だめだろ、簡単に仲間でそういう妄想しちゃ)

 今は気にしても仕方ないこと。そう思うことにして、気を取り直す。居住区を進んで実家への道を進むこと十分ほど。宿舎より二回りほど小さな一軒家の前に到着。
 居住区の端の辺り。小さな庭と井戸の付いた比較的立派なこの家は、騎士団に入る前に住んでいた彼の実家である。隣にはウォースパイトの家族らが住む家もある。
 前に掃除に帰って一週間ほどぶりだろうか。

リン「姉さんは……あっ。いるな」

 ドアノブに手をかけ、ひねる。すると前に出た時は閉めた筈の鍵が戻っており、あっさりと開く。つまりそれはこの家の鍵を持っているもう一人の人物、リンの義理の姉であるドレイクが家にいることを示していた。
 もしくは、ドレイクが帰宅し出ていく際に鍵を閉め忘れたか。



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