【安価】でアズレンファンタジー
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147: ◆u1rV3Ri3IQ[saga]
2021/09/22(水) 07:01:22.10 ID:Xha3Svn00



 茂みの中。森には似合わぬ露出度と風貌の女性が一人ぽつんとそこにいた。色白の肌に地面に付きそうな白い髪。退屈そうに木に背を預ける彼女は、一枚の紙を読んでいた。

ハインリヒ「はぁ、やっと誰か来たけどさっきの連絡からすると標的御一行だよね」 

 紙から視線を上げ、茂みから数歩歩き顔を出す。木々に隠れてゴーレムの周辺全ては見えなかったが、メイドと女騎士らしき二人は確認できた。標的の特徴と全て一致する。彼女らが手で合図をしているのを見ると他のメンバーもいるのだろう。

ハインリヒ「――うん。やっぱり」モドリ

ハインリヒ「例の弟くんが見えないけど、多分いるよね! よしよし」

 やっと退屈な待機が終わると赤い瞳を輝かせ、再び書類に目を通す彼女。そこには

『ゴーレムを使い、5番隊の力量を測ること。
 ゴーレムは物理に耐性を持ち、魔法が苦手。今の5番隊の不得意な敵をあえてぶつけ、結成されたばかりの彼らへ鍛錬も兼ねて試験を与える。ハインリヒに任せる仕事は彼らの観察とサポート。彼らに死んでもらっては困る。適宜ゴーレムのモードを切り替えよ。

 追伸
 ゴーレムのビームには特別な効果がある。もしリンや仲間に当たってエロいことが起きたら、手渡した撮影機器の遺産で映像を撮影してくれない? ちなみに必要ないんだけど、その攻撃の確率を上げるモードもあるわ。まぁ、使わなくてもいいんだけど……ねっ? 頼んだわよ、ハインリヒ』

ハインリヒ「観察かぁ。私に似合わない仕事だと思うけど、メンバー少ないからなぁ私達」

 後半の素が出ている部分はスルーし、はふぅと嘆息。とある目的のため仲間として集まった彼女ら。そのメンバー数はギルドに到底及ばない規模で、その目的もあって基本的には大きなギルドに隠れてコソコソ暗躍する組織となっている。
 その活動理由の根底――鍵を握っているのが一人の青年。ドレイクの話す5番隊の隊長、リンである。彼とその仲間には強くなってもらわなければ困る。
 なのでちょくちょく試練を与えていたのだが、こうしてドレイク以外が直接彼らに近づくのは初めてのことであった。
 


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