155: ◆u1rV3Ri3IQ[saga]
2021/09/22(水) 07:10:54.66 ID:Xha3Svn00
ユニコーン「……? ゆーちゃんどうしたの?」
ユニコーンのお友達、ふわふわと飛んでいたゆーちゃんが何かに反応を示す。離れた茂みを指差し、なんだかキリッとした顔をしている。
リン(明らかに生きてるよな……)
と思ったのは心の中に留めておく。
ウォースパイト「何か見つけたのかしら」
ユニコーン「……そうみたい。どうする?」
シェフィールド「とりあえず確認しましょうか」スス
リン「あぁ、ちょっと待った。リーダーだし俺が行くよ」
自分が一番弱いのは分かっているが、ここは男の自分が先陣を切りたい。愛用の短剣を握ると鞘から抜く。先に偵察しようとしていたシェフィールドの細い肩を握り、彼女の前へ。
シェフィールド「ご主人様は弱いのでできれば私の後ろへ行っていただけませんか?」
リン「ゔっ。そう言うなって。指揮官の意地だ。サポートは頼んだ」
赤城「任されました。何かあれば全員で掃射しますわ」
不服そうなシェフィールドだが一応は納得してくれたのか、彼の一歩後ろへ。他の仲間は何かあればすぐ攻撃を放てる位置に。そうやって絶妙な距離を保ちつつ、ゆーちゃんが示す茂みの中に進む。
背の長い草をかき分けて進むこと数秒。あっさり向こう側に出た。
リン「さて……何もなければいいが――」
短剣を構えつつ、茂みから顔を出す。するとそこには――
???「……」ダラダラ
冷や汗をかき、焦った様子のなんだかセクシーな服装の女性が一人。顔を長い白髪で隠しているため見えないが……何故かリンは彼女に見覚えがあった。
布地の少ない黒のブラトップ。はちきれんばかりに大きな膨らみを押え、布からはみ出た魅惑的な肉感のラインが目を引く。
腰の辺りまでスリットの入ったロングのスカートは……彼からするとウォースパイトよりは大人しめだが、その下はむちっとした健康的な素肌しか無いことを知っている。
顔が隠れている以外は記憶の中の姿と違いはない。頭のリボンもそうである。
リン「えっと……君は酒場のお姉さ――」
ハインリヒ「ち、違うよ! 全然知らない!」ブンブンブン
思い切り首を横に振る女性。大きな胸が揺れ、目のやり場に困る。
ハインリヒ「うう、なんで気づかれて……。早く逃げないと――」アタフタ
シェフィールド「ご主人様、急に立ち止まって何を……ん? お知り合いですか?」ガササ
ユニコーン「……? ゆーちゃん、言ってたのはこの人?」ガサ
赤城「あら、KAN-SENでしょうか」ガササササ
ウォースパイト「そんなに慌てさせて……何もしてないわよね? 指揮官」ガサササササッ
ハインリヒ「そ、揃っちゃった……」
リン「揃った?」
まるで仲間が何人か知っているかのような口振り。
――まさかとは思うが戦っているのを見ていた? だが何のために?
206Res/177.81 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20