110: ◆WEXKq961xY[saga]
2020/06/20(土) 09:25:47.21 ID:Gw97Bt4r0
不意に電話が鳴った。
「兎走だ」
”すみません、タワー建設予定地のR小隊です。至急、応援を”
「まずは報告」
”はっ。デモ隊の中に、例の脱走者が”
「!! 分かった。増援を送る」
電話を切ると、立ち上がった。
「お姉ちゃん?」
「いらっしゃい。私たちの仕事を見せてあげるわ」
…
「ぐわあああっっっ!!?」
蜘蛛のリーヴォが倒れ、息絶える。
「はあっ…はあっ…」
見回すと、周囲には倒れた兵士たち。背後のバリケードからは、老人が恐る恐る彼らを覗き見ていた。
「あ…あんた」
「一宿一飯の恩義、というやつだ」
変身を解除すると、男は歩き出した。
「ま、待ってくれ! あんたなら、あいつらを」
「じきに増援が来る。そうなったら、俺一人の手には負えねえ。…すぐに逃げろ。ここは…」
言葉が、止まる。
彼の目の前には、一人の女と、一人の少年が立っていた。女はグレースーツだが、少年は戦闘服を着ていた。
「…もう、来やがったか」
男は、ベルトを再び装着した。
『F.E.C.O. Simulator』
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