塩見周子「シオヅケサトウヅケ」
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24:名無しNIPPER[saga]
2020/07/07(火) 00:04:11.25 ID:mIrMZpZS0
 牛乳なんて生やさしいモノじゃない。たとえるならアイスクリームに熱々のエスプレッソをかけて饗するアフォガード、いや宇治金時へ注入される熱々の練乳。
 逆立ちの火山から噴出された粘着質な白い溶岩が、子宮の壁と言わず根っこと言わず勃勃と飛び散り、内膜をじゅうじゅうと焼き焦がす。火傷のように鋭くそして後を引く快楽で女体は内側から何度も爆ぜる。
「あひっ、あうっ! イぐッ、ひぃぐッ」
 意識まで溶かされながらそれでも周子は感じ取るーー注ぎ込まれる精液が他に行き場もなく周子の女院の奥底に滞留し、壺の底でトグロを巻き、どっしりとあぐらをかくのを。まもなく溶岩はその灼熱で少女の子宮のフタを焼き、炉心を溶かしーー大切な人しか使ってはいけない部屋へなだれおちるのだ。
 バチっ! バチっ!
「はへっ、えっ、あえっ」
 それ以上の思考を脳が放棄した。
 脳裏に花火が乱れ散り咲く。
「あっ?ぁっ!  あっづ! あっ〜〜〜〜ッッッっ!!!!!!」

 泥(ドロ)っ、泥(どろぉ)、蕩(とろ)お……ぉ、

「〜〜〜っ、ぁ、っ!! っ、ぇ、っっッ!!!! っ」
 ありったけの精液が胎内へ吐き散らかされた結果、ふる、ふる、と周子の身体は内臓から痙攣した。もう声も出ない。あけっぴろげになった子宮口目掛けて次から次に胤が殺到し、宮内の壁を濁酒じみた白ヘドロで汚してゆく。亀頭に袋叩きにされた子宮が耐えかねて卵を吐き出す。それに我先に群がる一億の火の玉。槍の穂先が卵を小突く。孔をこっちに向けろと脅す。その先はーー周子にはわからない。ただ、逃げ場はないような気がした。いま串刺しにされている自分と同じように、遅かれ早かれ、きっと。

「、っ、す、ふ、う、は…………ぁ、ぁ」
 空気漏れのような断末魔とともに、熱に溶かされた正気が四散してゆく。まるで、少しの間でも休息を求めるように、少しの間でも現実から目を背けるかのように、睡魔が少女の意識を閉ざす。



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