【安価でのわゆ】久遠陽乃は勇者である【1頁目】
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289: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2020/10/14(水) 21:11:31.21 ID:sjJFEquno
陽乃「普段の私なら……ね。ふふふっ」
若葉「何がおかしい!」
陽乃「あはははははっ」
おかしいと怒鳴られても、陽乃は笑う。
すぐそば出倒れていた千景がビクッと体を震わせて……引き下がったことに気付いていながら
それを無視して、笑って笑って、そうして――ふっと電源が切れたかのように笑い声が止む。
若葉「っ!」
陽乃「貴女、普段の私の心の内まで理解しているの?」
若葉「そ、こまで……理解しているとは――」
陽乃「だったら! だったらどうして私がそんなことがないと言えるのかしら?」
陽乃は一歩踏み込んで、若葉との距離を詰める
陽乃「私の噂は聞いているでしょう? 私の評価を知っているでしょう? 私の扱いを聞いているでしょう?」
迫力と、声の冷たさ
瞬きをしてくれない真っ赤な瞳が恐ろしくて、
動けずにいた若葉との距離はもう……目の前にまで来ていて。
陽乃「そんな私が……私に死ねばよかったと言ったこの子にでさえ慈愛の心を抱けるだなんて思っているの?」
若葉「く……っ」
陽乃「ねぇ上里さん。勇者が身も心も人であるならば、ただ生きているというだけで責められ続けている私は正常でいられると思う?」
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