【安価でのわゆ】久遠陽乃は勇者である【1頁目】
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513: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2020/10/26(月) 21:02:29.44 ID:80k7U8hDo
千景「今はまだ、貴女が滑稽にも人を殺めることを良しとしないからなりを潜めているけれど、危ないわね」
陽乃「危ないって、止めてよ……私の手で人を殺させる気?」
千景「久遠さん、一番の友人に裏切られたでしょう?」
陽乃「あれはっ」
千景「そういうのを、かの神は大いに嫌うのよ」
千景はお手上げとばかりに、手を上げて首を振る
お茶らけて見せてはいるが、その言葉は本気だ。
伊邪那美命は代々見守り続けてきた久遠の子である陽乃のことを愛している
その愛娘が人々に裏切られ続けているのだから救いようがないだろう。
千景「最初に契りを結んだのが私で良かったわね……久遠さん」
陽乃「ちょ……っと……」
九尾はニヤリと笑いながら陽乃に覆いかぶさるように動き、
陽乃の身体に手を這わせる
千景「かの神にとって契りは絶対。私がただの社の主でありながらかの神々よりも表に出られているのはそのおかげなのよ」
千景の声が耳元から聞こえる
千景の体は真実を暴けば九尾のはずだが、
人肌に等しい温もりがあって、本当に千景のような錯覚を覚える
千景「貴女もまた神々に愛されている。そして、その神のひと柱は貴女の境遇を憂い、世界に憤りを覚えていることを忘れないで頂戴」
陽乃「わかっ……た、から、離れて……」
千景「人間は密着することを最も記憶する事柄としているでしょう? 思い出……だったかしら?」
陽乃「違うからっ、その知識は間違ってるからっ!」
千景の体を突き飛ばしてしまうようで気が引けてしまっていた陽乃を一瞥すると、
千景―九尾―は「そうなのね」と呟いてあっさりと離れた。
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