【安価でのわゆ】久遠陽乃は勇者である【1頁目】
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544: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2020/10/28(水) 22:15:39.84 ID:v2gK1Eobo
杏「夜も静かでしたし、まだここに探しに来た様子はありません」
陽乃「そう……」
杏「周囲の建物から様子を窺う視線も感じないので、普通の人間にはまだ連絡していないようです」
陽乃「まだというより、しないでしょうね」
杏「やっぱり、そう思います?」
九尾扮する杏は怪訝そうな表情で頷く
九尾も一般人に久遠陽乃が逃亡したことを周知する気はないだろうと考えていた。
民衆の全てではないが、それなりの規模の人々が陽乃を人身御供とすることに希望を抱いている。
その陽乃が街のどこかにいるとなれば大騒ぎになるだろう
それを除いても、久遠陽乃は化け物だという噂も流れているので、
そんな人物を取り逃がしたとなれば、大社が終わるかもしれない
九尾は、くすくすと笑う
杏「いっそのこと、私達が周知して転覆を謀るのはどうでしょう?」
陽乃「なにその、滅亡しそうな選択」
なしなし。と、陽乃は軽く払って外に出る
夏場のイヤになるほど晴れ渡っている空を見上げる
神樹様の結界の中のため、真実ではないらしいが
見る限りでは、本物と変わりのない空をしている
雲一つない晴天なのは神樹様の計らいなのか、偶然か。
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