【ミリマスR-18】初体験同士のPと莉緒が一夜を共にする話
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6:夢の半ば 5/17[sage]
2020/10/23(金) 18:21:03.20 ID:W50xWqsD0
「え……マジなのか?」
「仕方無いじゃない……カレシ全然できなくて、こんな歳になってもそういう機会がなかったんだもの」

 冗談を言っているような顔では無かった。確かに、莉緒から過去の男の話なんて、それどころか浮いた話すら一度も出たことは無かったが、あれだけ露出の高い格好や自分の体を見せつける仕草をしていながら清らかな体のままでいたなんて、にわかには信じられなかった。

「そうか……俺と同じか。……あ」

 だからだったのか、俺も余計なことを口にしていた。

「え? 同じ、って」
「……えーと、その、何だ」
「あんなに女の子と上手にコミュニケーション取ってるのに……?」
「キスまでしか……したことないんだよ。一人だけいたことあったけど、そっから先に進む前にフラれちまった。つまりは童貞だよ、童貞」

 言葉にしてみると情けなくて仕方がない。惨めな思いも湧いてきたが、どうせ相手も同じ状況なのだ。それに、このまま進めばどこかでバレてしまうだろうと思った。

「……私より経験あるじゃない。こっちは、キスもしたことなかったのに。さっきのが初めてよ」
「あ……そ、そっか……ごめん、いきなりディープキスしちまって悪かった。……やり直し、するか」
「やり直し……?」
「ああ」

 ロマンチックな雰囲気なんてぶち壊しになってしまったが、口を閉じて、莉緒の瞳を覗き込む。赤く透き通ったレンズに、うっすらと自分の顔が映っている。掴まれた手首から力が抜かれた。さらっと指の間を滑っていく黄金色の髪を触らせてもらっている内に、また莉緒が目を閉じた。

 今度は、唇を重ねるだけの、愛情表現のキス。さっきよりも濃い甘味が、みずみずしい羊羹みたいにぷるぷるした唇から伝わって来た。

 唇を離した途端、腕の中にいる人への愛おしさが込み上げてくる。プロデューサーの立場なんて捨てて、このまま莉緒とずっと一緒になりたい――そんな許されざる思いが、ほんの一瞬ではあったが、脳裏をかすめた。

「……っっ!」

 お互いの顔が離れると、莉緒は両手で自分の顔を覆って隠してしまった。「男を手玉に取る女」の雰囲気すら漂わせるあの莉緒が、キスするだけでこんなに初心な、恋を初めて知った少女みたいな反応を示すなんて。そんな可愛らしい様を見せながらも、脱がしかけのブラウスからは、黒いブラと、くっきりIの字に形成された谷間が見えている。ぎゅっと押し込められていて窮屈そうだ。視線をそこに注ぎ込まずにはいられなかった。

「莉緒、ベッドに連れて行っていいか?」

 うん、と頷く返事を確認する前に、膝の裏と背中に腕を回して持ち上げた。ほんの数メートルを抱きかかえるぐらいなら、気にもならない。
 薄ピンクのシーツにグラマーな体をそっと下ろして横たえると、長い金髪がふわっと散った。暖色の視界の中で下着の黒が目立つ。ベッドからは、莉緒の香りを煮詰めたような、濃い匂いがする。ブラウスのボタンの残りを外そうとする俺の手をじっと見つめたまま莉緒は大人しくしていて、それが却って俺を緊張させた。指がもつれて、ボタンが穴から中々抜けていかない。ようやく全てを外し終わって布地の内側を見せてもらおうとすると、ぴくりと莉緒の右手が動いた。

「い……いいんだよな?」
「……あの、ホック、前だから……間違えないでね」
「あ……うん」
「だ、大丈夫? 自分で外した方がいいかしら?」
「とりあえず……とりあえず、やってみるから。無理そうだったら頼む」


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