【ミリマスR-18】秋月律子「私、悪い子になっちゃいました」
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悪い子 12/20
[sage]
2020/11/15(日) 00:01:21.64 ID:xX3rNcvs0
客室へ戻ると、律子はベッドに腰かけたまま、スマートフォンを見ることもなくじっとしていた。どうせ脱ぐのだし、バスローブを身にまとっていればいいか、と俺は思ったが、律子一人に恥をかかせてしまうのも、と思って、脱衣所を出る前に着替え直した。シャツの襟が曲がっていないことを鏡で見て確かめてあったし、下半身の突起が目立たないよう、ポジションも修正済みだった。
「待ったか?」
三つ編みの房が横に揺れた。
隣に座って肩を抱くと、先程ほぐれていた緊張がまた戻りつつあるのが分かった。また火を入れ直す必要がありそうだ。背中の中心に指をつつっと滑らせると、律子はくすぐったさに思い切り体を前方へ突き出した。乳房の輪郭と、ブラウスの下に着けているもののシルエットが浮き出る。もう、体を抱き寄せて背中に回した腕で撫で回すことに、律子は抵抗もしなかった。首筋に鼻を埋めると、ソープ特有の香りがいっそう色濃くなる。その奥に、律子自身の体臭だろうか。柔らかな匂いが混じっていた。息がかかるのも相当こそばゆいようだ。唇を重ねて舌でノックすると、数秒の躊躇の後、向こうからもぬめったものが出迎えてくれた。
「っ……ん…ンン……あ……ッ!」
同じミントの匂いがした。唇同士で塞がった空間の中で律子の舌はされるがままになっていて、こちらに応じようにも、戸惑いがあるようだった。リードするべきはこちらなのだから、それでいい。歯列をなぞって、口腔内の天井をくすぐって、そうしていると自然と互いの唾液が互いの体内へと飲み込まれていく。情欲の炎がどんどん大きくなっていって、雑多な器具が配置されたこの広い部屋の空気まで熱くしていくようだった。
唇を離すと、舌同士の間に、銀色の糸が繋がっていた。口の中をもみくちゃにされて、律子の瞳はどこかぼんやりとしている。猫を愛でる時のように喉から顎を撫でると、心地よさそうに目を細めている。目元から頬までを赤く上気させたまま、律子は俺がブラウスのボタンをぷちんぷちんと外していくのを眺めていた。全てのボタンを外し終わる前から、襟の隙間に黒い紐が見えていた。女と少女の狭間の年代の律子に黒の下着は、大人らしさを想起させたし、少女にしては情熱的であるとも言えた。しかしながら、ブラウスの前身頃を開くと、そこにはもっと俺の予想を裏切る光景があった。
「……大胆だな」
黒で縁取られた、紫のカップ。ベッドランプの灯りを反射して、その紫はつやつやとしていた。生地の光沢がひどく艶めかしい。寄せ上げられた乳肉は下着の内側に無理くり収められている。乳房の膨らみの割に肩紐は細く、頼りなかった。覆うべき所は覆っているが、少し激しい動きをしたら零れてしまいそうだ。
「下着選び、間違えちゃったかな……って、今更思ってます……もう、手遅れですけど」
「こんなブラ持ってるんだな。意外だ」
「う、上はまだいいんです。その……下が……」
スカートを留めるベルトのバックルに思わず視線が行った。そんな言い方をされたら、ブラをめくるよりも先に、下半身のランジェリーが気になってしまうのは、当然のことだ。見てもいいか、と声をかける前に手が勝手に伸びて、バックルの留め金を外しにかかってしまった。
「あの……プロデューサー。私のこと、『慎みの無い、いやらしい女だ』って、軽蔑したり、がっかりしたり……しませんか?」
いやらしい女、だと。あの生真面目な律子からそんな形容詞が出てくるだなんて、俺は想像すらしたことが無かった。生唾を飲み込む音が全身に響く。
「真面目で気の強い女の子が実はエッチでした、なんて、俺はそっちの方がむしろ好きだぞ」
「……そう、ですか?」
「もちろんだ。エロに関して男は嘘をつけないからな」
「……分かりました。じゃあ……でも……うぅ、やっぱり、もっと清楚なのにすればよかった……!」
蚊の鳴くような声で悔いながらも、律子は自らの手でベルトを抜いた。スカートの留め金を外し、そのまま引き下ろすことを、俺に許可してくれたのだった。任されるままにスカートを下ろしていくと、ブラよりも更に小さな布面積のショーツが少しずつ姿を見せた。顔を覆ってしまうぐらいに律子が恥ずかしがるのも、これは納得だった。ブラとお揃いの、手触りのつるつるしていそうな紫に、腰に紐で留められただけのショーツが、そこにあった。膝から抜こうとしなくても、紐をほどいてしまえば、すぐさま大事な所が露わになってしまう。
お尻の方に手を回してみると、そちらの方も僅かにしか皮膚が覆われていない。規律に厳しい律子と、男性の目を惹きつけるための進化を遂げた、妖艶極まるランジェリー。結び付けて考えることが困難な二者が、俺の理解を飛び越えて、ぴったりと融合して、目の前に存在している。こんな行為に及ぶことを予期して律子なりに考えて選んだ下着がこれだったのだ。内心で卑猥なことも考える、ある意味とても人間らしい一面を垣間見たことと、少しでも俺を昂らせようと準備してきた律子なりの気遣いに、頭の中が沸騰してしまいそうだった。
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