【ミリマスR-18】秋月律子「私、悪い子になっちゃいました」
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3:悪い子 2/20[sage]
2020/11/14(土) 23:56:01.45 ID:LClhfPZl0
 数分経ったか、経たないか。動画のシークバーがまだそれ程大きく動かない内に、早くもピークに達しそうになっていた。もう少しでイけそうだ、と膝を突っ張らせた瞬間、突然、開くはずのない扉が開いた。

「え……っ!!」
「りっ……律子!?」

 先程退勤したはずだった律子が立ち尽くしていた。突然の事態に、俺の口からは言葉にならない呼吸が零れ出していく。
 なぜここに。見られた。担当アイドル。同僚。破綻。単語ばかりが脳の中をぐるぐると猛スピードで巡る。

「…………」

 すぐさま怒声や平手打ち――いや、拳骨かもしれない――が飛んでくるものと覚悟しつつ、土下座をするつもりで下着を上げていた俺だったが、律子からはそのどちらも飛んでこなかった。むしろ、俺と同様、あまりに予想外の状況に直面してしまい、困惑している。

「う……うーん、こういう時、どういうリアクションを取ればいいのかしら……」

 ゴムを外すことすら忘れていたが、見られてはならない所は隠した。だが律子はまだ、ドアの境目で、視線をぐるぐると泳がせている。

「いわゆる……男性の、生理現象、なんですよね?」
「まぁ、端的に言うと……そうだ。体が極度に疲れていると、勝手にこうなることが……」
「……お仕事する所で処理しなきゃならないほど、切羽詰まってたんですか?」
「あー……だいぶ思考の妨げになっちまってて、な」

 男子トイレを使えばよかった、とこの時に考え付いたが、時既に遅し、だった。状況は最悪という表現すら生ぬるいが、これ以上燃え広がる可能性をなくすため、せめて律子にだけは口止めを頼んでおかなければと考えながらも、全くその言葉が思いつかない。まごついていると、半身を隙間から乗り出していた律子は、後ろ手に休憩室の扉を閉めてしまった。かち、という金属音が、縦縞のブラウスの後ろで、冷ややかに響いた。

「……しましょうか?」
「えっ? 律子、何を……」

 耳がおかしくなったかと思った。お手伝いしましょうか、と聞こえた。

「仕事に支障が出てるんでしょう? だっ、だから、その、処理を!」
「律子が、か……?」

 視線を合わせないまま、律子は語り始めた。忘れ物をしたのに気づいて戻ってきたら、休憩室だけ灯りが点いていたから、誰か残っている人が他にいたのかと思っていた。事務室で仕事をしているはずのプロデューサーが休憩室にいるなんて、万に一つも思っていなかった。ドアを開ける前にノックするという当たり前の習慣を守ってさえいれば、プライバシーの最たる部分を隠して誤魔化すだけの時間は作れた。それをしなかったせいで、異性のデリケートな部分を直視してしまうというアクシデントを招いてしまった。だから、状況の責任の一端は自分にもある、と。

「お手伝いすれば私もある種の共犯になっちゃうし、口外もし辛くなります。お願いですから、こんな所を見られたからプロデューサーを辞めるなんて、言わないで下さいね?」

 こんな異様な展開を迎えているというのに、律子のもちかけてきた取引は理性的だった。それにひきかえ、あれだけ肝を冷やしたのに、俺のバカ息子と来たら、まだそのズボンの中で硬くなったままだ。ズボンの股を膨らませている所を、見られていないわけもなかった。

 選択権は無いようなものだった。律子からの提案を受け入れる旨を伝えて、先程しまったばかりの性器を再びファスナーから露出させた。屹立したそれは天井に頭を向けている。律子は眉をひそめこそすれど、目を背けなかった。



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