【安価でのわゆ】久遠陽乃は勇者である【2頁目】
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626: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2021/02/21(日) 21:19:40.70 ID:da4fqDl/o

「なんと言えば良いか……」

父親は困った様子で母親を見る。

代弁してくれること期待するその視線に、

母親は小さく笑って、ため息をついた

「久遠さん……ううん、陽乃ちゃん。そんなに、全部を自分で背負おうとしなくてもいいの」

陽乃「私は、別に……」

「陽乃ちゃんは、いつも自分が責任を負う前提で考えているんじゃない?」

諏訪遠征に2人が参加すること

昨日のボランティア活動のこと

両親がちゃんと知っているのはそのくらいしかないけれど、

でも、そのたった二つだけでも強く感じる

常に、その責任を考えている。

何かがあったとき、それが自分の手に負えることなのかどうか

真っ先にそれを考えて

過去の経験からだろう……難しいと判断している

「陽乃ちゃん一人で手に負えないのは当たり前のことなの。だって、ほら、貴女の手はまだこんなに小さいんだもの」

陽乃「……」

一回りほど大きな杏の母親の手が、陽乃の手を包む

勇者とは呼ばれず、化け物だと呼ばれ

ただただ責任だけを追及され続けている目の前の少女は、ただただ、少女なのだ。

「信じられる人を見つけて、頼って、一緒に一つずつ成し遂げていけばいいの」

陽乃「っ……」

「あんなことがあった後で信用がないのは分かるけど。でも、まずは……危険な旅に同行したいって2人を信じてあげて。ね?」


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