【安価でのわゆ】久遠陽乃は勇者である【2頁目】
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808: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2021/03/02(火) 21:02:18.24 ID:3VSruPD+o
水都「っ」
陽乃の声は、さっきまでのが猫を被っていたのではないかと思うほどに、冷たかった
言葉選びも厳しくて、怒らせたのではないかと水都が震えてしまうほど。
けれど、言っていることは間違っていないと水都は思った。
境遇がまるで違う。
多くの命を守りたくても守れなかったのなら、
それでも……なんて、立ち上がることなんて簡単な話ではない。
なにより、陽乃に何があったのかを水都は知らない。
だから、自分勝手な理想を押し付けてしまう。
水都「……でもっ……私は……」
陽乃「謝罪、しないのね」
水都「え?」
陽乃「ほんの30分足らずで貴女に3回は謝られたものだから、てっきりすぐに頭を下げるものだと思ったのだけど」
陽乃の声色は素っ気ない
知人どころか、どうでもいい赤の他人と話しているかのような感じだ。
水都は少し悩んで、陽乃を見る
水都「だって……久遠さんには自信を持って貰いたいから」
陽乃「どうして?」
水都「それは……」
陽乃「ここまで来たなら躊躇わないでよ」
一度口を閉じたのを見て、陽乃は小さく笑う。
ここで言うのを止めようが止めまいが、もう遅い
それなら言いたいことはすべて言ってしまうべきだ
何度も謝るような性格でありながら、ここまで主張したのだから。
水都「……また守れなかったら辛いじゃないですか」
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