【安価】続・ハーレムシミュレーター 第二部【R-18】
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◆WEXKq961xY
[saga]
2021/02/11(木) 16:19:55.40 ID:MCJg4HP/0
「ああ、そうだな」
アスラも、蝋燭を吹き消して布団に入った。目を閉じると、移動の疲れがどっと遅い、あっという間に意識は眠りの彼方へ落ちていった。
…
「悪鬼羅刹を下し、天下に平和をもたらした英雄の長子。剣を修め、年若くして数多の武勇伝を持つ、勇士たちの長にして、あらゆる人の文化を学び、何より詩を能くする、文人たちの柱」
分厚い扉の向こうから、ランファンの声が聞こえる。白い正装を纏うアスラは、謁見の間の扉の前で、彼女の紹介が終わるのを待っていた。
「西方世界の守り手。広大なる領地の王。そして、天子さまの治められるオリエズマ王朝の盟友にして、この私を始め数多の姫君の、頼もしき夫にございます。さあ」
「!」
アスラは唾を呑んだ。目の前で、扉がゆっくりと開くと、アスラはユィーキ、ティエンファンを後ろに連れ、広い謁見の間へと足を踏み入れた。
中央に敷かれた赤い絨毯に沿って進むと、一番向こうは数段高くなっており、簾が降りている。それを囲むように、初老の男や女、少し置いて若い少女らが控えていた。
「…!」
その中に、見知った顔を見つけた。フェイグゥだ。彼女は、幼い男児を腕に抱いている。アスラとの間に生まれた子だ。フェイグゥはアスラと目が合うと、小さく頷いた。
一行は、広間の真ん中で立ち止まった。
隣に来たランファンが「ここです」と囁くと、アスラは船の中で教わったように、その場に跪き、頭を下げた。
「クリストラより、シーヴァの子、アスラです」
それからランファンが小声で指示する通りに、ぎこちない動作で礼を行った。
一連の動作を終えて立ち上がると、彼は密かに息を吐き、額を拭った。
「…ほう」
簾の側で控えていた一人の男が、感心したように声を上げた。
「見事な三跪九叩頭の礼であるな。蘭花から教わったか」
「恐れながら」
頭を下げるランファン。その顔に、にわかに緊張が走った。
簾が半分ほど上がり、玉座に座る足が露わになったのだ。
「朕が、オリエズマ王朝皇帝、条(ティア)である」
「! アスラ様」
ランファンが慌てて跪く。彼女にズボンの裾を引っ張られ、アスラもその場に膝を突いた。
「ようやくこの場で見えることができて、嬉しく思う。朝貢も確かに受け取った」
「ど、どうも」
朝貢というのは、ランファンが予めクリストラで買い集めていた陶器や、クリストラ風のドレスなどである。具体的な内容をアスラが知ったのは、船に乗る直前であった。
「朕の娘たちは、汝の気に召したかな」
「! はい。素晴らしき姫たちです。特に、ユィーキ」
「玉妃か。何が起こるか分からぬものよ。まさか、あの我儘娘が、これほど成長するとは。…張涯」
「は」
一人の従者が、何かの額を持って来る。よく見るとそれは、かつてアスラがユィーキに宛てた手紙であった。
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