【安価・コンマ】Dランク神獣「Sランクまでつき進む」(その2)
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◆lFOXrxX/4g
[saga]
2021/11/20(土) 18:10:25.29 ID:yzISy8M40
キュウビ『おはよう、ミドカ、クーラー、ピッカ。今日はおひっこしの日じゃぞー♡』
ミドカ「ぴや!」
クーラー「いいぇぇ」
ピッカ「ちょこー♪」
キュウビ『うむうむ。今日も元気じゃのぉ......ミドカはウォルフにべったりじゃが。とうとう親離れしてしまう時期になってしまったか......とほほ......』
起きたクーラーとピッカはキュウビに駆け寄ったが、ミドカはウォルフにスリスリ身体をこすり付けていた。
その様子を見て、キュウビは嬉しいやら寂しいやら、ほろりと涙をこぼした。
ウォルフ「んああ、なに......あ、ミドカ!」
ミドカ「ぴやや、ぴーやぁ......♡」
そうしてウォルフに甘えるミドカの目は、熱く潤んでいた。
ミア「うおにゃぁ......にゃ? ......にゃぁぁっ!?」
丁度今起きたミアはウォルフに甘えているミドカを見て、そう驚いたように声を上げた。
ミドカのその様子が、キノや自分と同じようにウォルフに恋をしている事に気づいたのだ。
ミア「にゃ! ......ぅおにゃぁぁん♡」
ミドカ「ぴ、ぴやぁ? ......ぴーやぁ! ...ぴやぁ♡」
ミアがミドカを押しのけてウォルフに甘え始めたので、ミドカはさらにそのミアを押しのけてウォルフに甘える。
ぐいぐい押し合うような形で2人は甘えた。
ウォルフ「んぅぐ、けんかしないでーって......あれ?」
ウォルフは視界の端にキノの姿を見つけた。
いつもならミアと一緒に甘えてくるはずのキノは、ウォルフに背を向けてうつむいて座っていた。
ウォルフ「ごめんね、ミアとミドカ、ちょっとまって」
ウォルフはミアとミドカにそう断りをいれて、キノに話しかけた。
ウォルフ「キノ......だいじょうぶ......?」
キノ「......ノ、ノミ......?」
ウォルフが前脚でキノの肩を触ると、そこでようやくキノはウォルフに気づいたらしく、首をウォルフの方に向けた。
その目は乾いており、目の下の毛はなぜか黒ずみ、パサパサになっていた。
ウォルフ「どうかしたの? 今日、ちょうしわるい......?」
キノ「キ、キノミキノ〜」
キノはそんなことないよ、と言う風ににっこりと笑って見せた。
ウォルフ「なにかあったらいってね......? ぼく、しんぱいするからね......?」
キノ「ノミ......ッ......! .........キ、キノミー」
ウォルフはキノの身体にスリスリと顔をこすり付け、そう優しく語りかけた。
一瞬驚いたように固まったキノだったが、すぐにお礼するように、明るく返事をした。
ウォルフ「よかった、いつものキノにもどったみたい......ほんとになにかあったらいってね?」
キノ「......ノミ」
ウォルフが背をむけて、またミアとミドカが甘えだす。
しかしキノは、今はその輪の中に入る気になれなかった。
昨日泣きはらした目の下の涙跡は、まだスースーしていた。
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