【ミリマスR-18】レッドゾーンに突入した桜守歌織さんに主導権を握られる話
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5:レッドゾーンの貴婦人 4/12[sage saga]
2021/02/05(金) 23:52:43.57 ID:nTxHuiUj0
 無駄かもしれないと思い、抵抗するのはやめた。

 歌織さんは普通の女性が習得していないようなことにも精通している。お父さんに習って実銃を扱った経験すらあるのだ。恐らく護身術や逮捕術にも明るいだろう。
 彼女は売れっ子のアイドルでもあり、いずれ結婚まで考えて交際を始めた、愛しい恋人でもある。手をあげるなんて天地がひっくり返ったってありえないが、仮に取っ組み合いになったとしても、負けるのは恐らく、格闘技の類を経験したことの無いこちらだ……情けないことだが。

「優しく、お願いします……」
「! ……ふふ、ふふふっ……! 今の、すごくゾクッとしてしまいました。貴方がしてくれるみたいに優しくしますから、安心して身を任せてください」

 欲情を溢れさせた妖艶な笑みを浮かべる歌織さんに、こちらは僅かな恐れを抱いていた。逢瀬の時には決まって呼び捨てにしていたが、とてもそういう雰囲気では無い。手の自由が利かない事実は変わらないから、尚更だ。

「ん……ん……ちゅっ、ちゅ……」

 唇を割って入ってきた歌織さんに、歯茎やら歯列やらを丁寧に舐めとられる。こちらの舌は引きずり出され、ちゅうちゅうと音を立ててしゃぶられた。こちらから求めた時よりも情熱的なディープキスに、所在の無い指先から力が抜けていく。

「プロデューサーさん、美味しいです……」

 唇の端から零れ落ちそうになる唾液は、そのことごとくが重力に逆らって飲み下される。ぴちゃぴちゃ、くちゅくちゅ、と粘り気を含んだ液体同士が絡み合う。細い声の混じった歌織さんの血気盛んな鼻息は荒い。空気を介して伝わってくる体温は、身にまとった真紅の衣装そのものの熱さだった。

「耳からずっと下……あっ、ここ♡」
「うわっ! あ、ちょっと、歌織さん……!」

 薄いアンダーシャツ越しに乳首がくすぐられる。こそばゆい。綺麗な女性に組み敷かれてこんなことをされるのが、酷くムズムズする。歌織さんの耳でハートのピアスが揺れて、恥じ入る俺を笑っていた。

「お、男のそんな所触ったって……!」
「恥ずかしがってる所、とっても可愛いですよ。ますます、火がついてしまいます……」
「うくっ……く、くすぐったい……」

 自分の意思とは無関係に刺激から逃げようとしても、逃げた先では歌織さんの指がもう待ち構えている。触られて硬直した乳首をきゅっと摘ままれて、囚われの身となったままのそこをコリコリ捻られている。じいんとした甘い痺れが股間に響いて、みるみる内にズボンの中が窮屈になっていく。


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