【ミリマスR-18】レッドゾーンに突入した桜守歌織さんに主導権を握られる話
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9:レッドゾーンの貴婦人 8/12[sage saga]
2021/02/05(金) 23:54:56.33 ID:nTxHuiUj0
 涙を流す子どもに語りかけるような、歌織さんの慈愛に満ちた声。言葉では「いけませんよ」と禁じているのに、その穏やかな声色は「いいですよ」と赦しを与えている。

 射精欲求を耐えるよう命じた当の本人は、ますます足の愛撫を激しくさせている。爆発寸前のペニスから意識を逸らせない。脳を蕩かす甘美な囁き声にゾクゾクと肌が粟立ち、重力で加速した快楽が腰で大渋滞を起こしている。

「むむ、無理ですって、こんなの、ここ、こらえるなんて!」

「まだですよ♡」
――もういいですよ……♡

「ふっ、うっ、うく……だめです、出ちゃいます……」

 亀頭の先端がパクパクと呼吸している。どうすればこのまま果てるのを免れることができるのか。考えようとしても、意識が緩く溶けていて、頭が働かない。

「我慢ですからね……♡」
――我慢しなくていいですからね……♡

 歌織さんの足の裏は、もう俺の吐き出したガマン汁でぬるぬるになっている。ストッキングから水分はまだ蒸発しないままで、ローションをまぶして扱かれているかのようだ。

 出したくないと念じてみても、恋人の愛撫で絶頂まで導いてもらう至福を望まないなんて、できっこない。

 出したい。出してはだめだ。出してはだめだ。出したい。出してはだめだ。出したい。出したい。出したい。出したい――

 歌織さんは、耳に、首筋に、乳首に、そしてエンジンフル回転のシフトレバーに、惜しみない愛情を浴びせてくる。身動きが取れない恥ずかしさが劣情の炎に油を注いでいて、レッドゾーンすらも振り切ってタコメーターが一周しそうだ。

「歌織さん……お願い、ですからっ……! もう、我慢の限界です、出させて下さい……!」
「まあ……♡」

 喚くような情けない懇願を聞いた歌織さんが、ぴたりと動きを止めた。

 くすくす、という含み笑いと一緒に、胸元で乳首をいじり回していた手が、頭を撫でてきた。

 甘イキから漏れた白濁液が一滴、じわ……と鈴口に滲み出てきた。

「ここまでよく我慢しましたね。偉いですよ……♡」
「……う……あ……っ」
「出したいんですよね。どこに……出したいんですか?」
「っう……歌織さんの、中に……」

 くしゃくしゃと髪に指を絡ませる歌織さんの息遣いが、セックスへの期待と共に、大きくなっていく。

「……こってりした、アツアツのミルクを、ありったけ『ナカ出し』したいんですか?」
「は、はい。ナカに全部、ぶちまけたい……」

 興奮に酔って卑猥な言葉を口にする歌織さんに反応して、心臓が、どくん、と強く波打った。「ぶちまける」瞬間の心地よさを思い描いて、射精しそうになってしまう。

「くすっ……分かりました、それなら」



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