【鯖鱒wiki】ふたたび坂松市で聖杯戦争が行われるようです【AA不使用】2スレ目
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77: ◆6QF2c0WenUEY[saga]
2021/04/03(土) 20:29:40.42 ID:OlHjUpmq0



……戦禍は、混沌を極めていた
飛び交う銃弾に剣戟の悲鳴。物や壁が破壊されて、絶叫が空間に木霊する
あまりに物騒なオーケストラ。禍門の住民は影で静観する事しか出来ずにいた

「パパ……」「お父さん……」
「大丈夫、大丈夫だ。俺がついているからな」

娘を慰める事しか出来ない自分に腹が立つ。兄の暴虐を止められなかった事が情けない
不意に、背後から誰かの気配が。振り返ると、頭を抑えたアーディーがフラフラとやって来た


「う〜ん……あの、ロベルトは……」
「君はエーデルワイスの!」
「あっ!?何これ!?どういう事ですか!?」

「アーディーちゃん。さっきまでぐっすり寝てなかった?」
「多分アサシンだ……あいつ、よくも!」


「アハハッ。何だか楽しそうだね!」
「ボクも見学していいかな?こんな面白そうな事、滅多には無いからさ」

怒りに燃えるアーディーの隣に、いつの間にか白髪の青年が現れた
目の前の惨状を面白そう。と感じる精神も奇怪だが、それよりも奇妙なのはその雰囲気

まるで、この世の存在では無いかの様な。希薄な存在感が逆に不気味で……


「てめえ、誰も来ていいなんざ言ってねえぞ。イエス」
「あれ?君は……ああ!禍門のオバケか!」

「懐かしいなあ。こうして会うのは何十年ぶりだろうね?久しぶり」
「……………………」

「当主よ。この男は」
「聞くんじゃねえよ。……おい、何もするな。一歩でも動いたら容赦しねえ」
「もちろん。ボクとしても、この場は静観しておきたいからね」

招福の言葉に頷くイエス。すると、まるで影に沈むかの様にその姿が消えていくではないか
その光景に驚愕する一同だが、直ぐに目の前の戦闘に意識を移す

未だに鳴り止まぬ戦いの音は、更に激しさを加速していた




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