【艦これ】提督「安価とコンマで学校生活」瑞鶴「その10……ふふっ」【安価・コンマ】
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964: ◆0I2Ir6M9cc[saga]
2021/04/27(火) 23:29:09.54 ID:+EfmBCxy0
(30到達時)
あれから山雲はこちらの世界で楽しい日々を過ごしていたが、最近になって提督が暗い表情になっているのが多いことに気付く。
山雲は提督に話を聞くも、どちらからもはぐらかされるだけ。そこで両親や阿武隈、植物にも事情を聴こうとしたが、やはり明確な答えが返ってこない。
(※提督は山雲の能力を知っている為、悪事を行う際は植物には出来るだけ近付かないようにしており、阿武隈は山雲の前では気丈に振舞っていた)

そんな状況が続き、提督と阿武隈が大学へ進学する日がやって来る。提督は既に1人暮らしを決めており、それは山雲とは会えなくなることを意味していた。
山雲としては、折角仲良しになった人と疎遠になるのは寂しく、同時にお人好しな彼女としては暗い表情でいることが多い提督を見過ごすことは出来なかった。
提督としては山雲が傍にいない方が動きやすいのだが、数年一緒にいたこともあり、少しばかり後ろ髪を引かれる部分もあった。
再びダメ元で明石に相談すると『出入り口の座標をズラせば良い』とのことなので、提督は複雑な気持ちを抱きつつ、畑に植えられている一部の植物を出入り口に指定する。
(※植物はベランダの隅に飾る。理由は提督の悪事や明石との会話を花に知られることで、山雲に提督達の秘密がバレることを防ぐ為)
(※山雲は明石のことを知らない為、提督は『どうも出入口は場所ではなく、この植物が起点になっているらしい』と説明して誤魔化す)

大学入学後、実家から持ち込んだ植物をベランダに置いたことで、山雲は半ば通い妻のような状態になり、1人暮らしで勉学に励む提督を様々な方面でサポートすることにした。
野菜を中心とした料理はもちろんのこと、提督が家事をサボっている時は代わりに引き受けたりと、少しでも提督が笑顔になってくれるよう努めた。
しかし彼女の努力とは裏腹に、提督は以前にも増して暗い表情……否、もはや無表情で過ごすことが多くなっていく。
(※提督が悪事を行うことに慣れ過ぎてしまい、かつては抱いていた罪悪感さえ無くなってしまい、同時に『どんな手を使ってでも農業を継がない』という思いが強くなった為)

それだけでなく、夏に入った頃から提督が家に帰らない日が多くなり、山雲はやや寂しさを感じるようになる。
(※理由は『阿武隈や夕張とラブホテルで行為に及んでいる』せいなのだが、当然山雲はそれを知らない)
その分、提督が家に帰って来た時はこれまで以上に喜び、その日は提督から目を離さないようになる。
しかし提督からは『俺にも色々あるから、夜になったら元の世界へ戻って欲しい』と言われ、彼女はやはり寂しさを抱きつつも言う通りにする。

元の世界へ戻った後も、山雲は提督のことを気にかけ過ぎるあまり、本来の活動が疎かになりがちになってしまう。
部下や国民達からも上の空であることを指摘され、隣国と争いになった時も隙を突かれて攻撃されてしまうほど。
山雲自身も原因は分かっている。しかし公私混同をしてはいけないと考え、頭の中を切り替えようとするが、どうしても提督のことばかり考えてしまう。

それでも何とか姫としての役目を果たすが、山雲は予想以上に提督のことを気にかけていることにまだ気づかない。
野菜や植物にそのことを相談しても『姫様がしたいことをなされば良い』という返答しか貰えず、より一層モヤモヤすることになる。
(※山雲は今まで一度も恋愛をしたことがない為、この時点では自分がどうして提督のことをこれほど意識しているのかに気付いていない)

自分ばかりが悩んで提督や国民のことを疎かにしてしまえば本末転倒なのだが、こんな感覚は初めてなので、どうすれば良いか分からない。
かつて他国との争いや平和が実現しないことを1人悩むこともあったが、今回はいつに増して悩みが晴れない。
ただ、提督と一緒にいる時はモヤモヤが頭から消える。彼女は以前よりもこちらの世界へ滞在する期間が長くなり、提督にも『もう少しだけ』とせがむようになる。


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