【安価でのわゆ】久遠陽乃は勇者である【3頁目】
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934: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2021/05/31(月) 22:11:10.27 ID:+4S7IN/Jo
まだ7時にもなっていない、朝早い時間
二度と帰れないかもしれない戦いの場に行くはずのその姿は、ただコンビニに買い物行くかのように軽やかだった。
杏「久遠さん」
陽乃「今更、止めるのは無しよ」
杏「体に気を付けてください。私たちがいないから、諏訪の神様の恩恵があるからとか、関係なく、一人の人間として気を付けてください」
陽乃「今言うこと?」
杏「一旦、お別れなので」
杏は寂しげに笑う。
杏「久遠さんには元気でいて貰いたいんです」
陽乃「貴女に気遣われるまでもなく私は健康でいるつもりよ。そうじゃなきゃ早死にするだけじゃない」
杏「そう、ですね」
寂しさは残ったまま、でも、どこか嬉しさのにじむ杏の表情。
ここで暫く分かれることになるのが、そんなに気がかりなのだろうか。
陽乃は、思考でとぼける。
そうではないことくらい、わかってしまう程度には人間観察の力があるつもりだ。
陽乃「私を案じるよりも貴女には考えるべきことがあるはずよ。余計なことに使わないで必要なことだけに注ぎなさい」
球子「つまりあれだろ? 集中しろってことだろ? 変な言い方するなって」
水都「心配しないでって言ってるとも取れるけど……」
陽乃「……勝手にして」
陽乃は吐き捨てるように言って、部屋を出る
伊邪那美命の力を借りることは、やはり、言わないでおくべきだ
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