【ミリマスR-18】ギターを弾きに自宅に入り浸るジュリアと関係するようになる話
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7:名前の無いラブソング 6/16[sage saga]
2021/04/29(木) 23:50:23.22 ID:lIHN2UCG0
「男の家に一人で来てそんなに無警戒でいたら、こうなっちまうかもしれないんだぞ」
「……そんなの、覚悟してないわけがないだろ」

 怯える顔や怒声、蹴り飛ばされることまで予想したが、そのいずれも無かった。押し倒されているというのに、ジュリアはこちらと結んだ視線を切ろうとしない。

「……あたしが……ギター弾くためだけって理由で、あんたの家に入り浸ると思ってたのか?」
「え……?」
「い……いつか、こうなったりすることもあるのかな、って……」

 青白い顔が赤く染まっていく。

「……ジュリア」
「……おい……ここまでしておいて、やめたりしないだろうな」
「しかし……」
「据え膳食わぬは、ってヤツじゃないのかよ。それとも……あたしみたいなのは……興味ナシか?」

 物音のしないリビングで、どちらのものとも分からない鼓動が聞こえる気がした。上腕から伝わるジュリアの脈拍が速くなっていく。

「……いいんだな?」
「こ……これ以上、女に恥をかかせんなよ。心臓が破裂しそうなんだ」
「……」

 数秒間、互いの瞳の奥を覗き合う。ジュリアが先に瞼を閉じた。

 唇が触れ合っても、ジュリアは身じろぎ一つしなかった。だが、触れるだけの口づけを交わしてから顔を離した途端に、ジュリアはもぞもぞじたばたと落ち着きを失いだした。押さえつけていた腕を解放するやいなや、肘から先で顔を隠してしまった。

「どうした、いきなり恥ずかしがって」

 ジュリアは耳まで紅潮している。「慣れてないんだよ」と、外を走る救急車のサイレン越しに、微かにそう聞こえた。

「そうか。……なら、床の上は気の毒だな」
「わっ! い、いいって、自分で歩けるからさ! 子どもじゃないんだから、抱っこなんて……!」
「いいから、大人しく運ばれてろ」



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