91: ◆3oqrAy1Ql2[saga]
2021/05/30(日) 21:25:50.42 ID:h1UUuKgl0
アルマ「父上はやはり生きてないのでしょうか。」
テイシロ「正直に可能性は低いでしょう。
しかし生きていらっしゃたらきっとまた会えます。
その日まで僕たちは生き残るしかありません。」
アルマ「テイシロ…」
アルマはテイシロの胸に入る。
抱かれながらテイシロはアルマの剛健な体を感じる。
これほどの戦士でも家族を失うのは悲しいであろう。
テイシロはアルマを強く抱く。
テイシロ「姫様、貴方に涙は似合いません。
神とは違い僕たちの一生は短いです。
一時を大切に笑いながら行きましょう。」
アルマを優しく寝台に置き笛を取り演奏する。
明るく朗らかな曲調はアルマの心を癒す。
アルマだけではく扉から漏れた音を聞く乗客達もそうだった。
ニカールの趣のある曲に皆は聞き入る。
テイシロが演奏を終えたときは誰もが喝采した。
盛り上がったテイシロは扉を開き船の中にある広場に行き
特色のある曲を演奏する。
平民、貴族関係なく皆その場で踊り、楽しむ。
テイシロの他にも吟遊詩人も楽器を出した。
異国の音楽が交わりその場はいつのまにか文化の交流場になった、
演奏を止めテイシロはアルマの傍に行き跪き手を掴む。
テイシロ「姫様、しがないですが僕と一緒に踊ってくれませんか?」
アルマ「私は踊るのは得意じゃないですよ。」
116Res/72.75 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20