【安価とコンマ】剣と魔法の世界で姫と結ばれたい6
↓ 1- 覧 板 20
118: ◆gEU9La026k[saga]
2021/05/29(土) 23:22:37.49 ID:ln80QpV80
――――
―――
――
―
おかしい。
姉や傭兵団の仲間に挨拶をし、ベッドに潜りこんだのはどれくらい前だっただろうか?
「はぁ……はぁ……あつい……」
ぱさりと身体の上にのせていたものをめくりあげ、夜気を取り込んでからまた被りなおす。
しかしそれが全くの無駄な抵抗だということは、少女にはとうにわかっていた。
わかっていてもどうしようもなく、もどかしかった。
「はぁ……」
程なくして、また左右にころころと転がり始める。
あの程度の放熱ではまるで意味を為さない。
わかっている。吐き出した自分の息が熱を持っているのだから。
いや、息だけではない。身体その物が、普段以上の熱を有していた。
「どう、して……」
息を吸って吐いて。生きる上で当たり前の行為を繰り返すだけでも、どんどんと熱が高まるのがわかった。
あのキノコを食べてから、妙に身体が温まっていく感覚こそあれど、ここまでとは思わなかった。
目に見える毒素、危険であると判断できるものであれば、光魔法で浄化できたのかもしれないが……
身体の内側からじっくりと染み渡り主張してくるようなこれは、対処できる気がしない。
そもそも少女は、『何故こうなったか』はわからずとも、『これ』が何であるかは、もう理解できるようになっていた。
「こんな、恥ずかしい……」
寝衣の裾をおそるおそる持ち上げ、疑惑の箇所へ目を向ける。
本当は目で見る前からわかってはいた。何しろ自分の身体の変調なのだから。
それでも頭のどこかに信じたくない思いがあったのかもしれないが、その希望はすぐに打ち砕かれる。
「ん、あぁぁ……っ!」
より強い熱を感じる場所。
太ももの奥へと指を滑らせれば、にちゃりと妙な水音が深い夜の部屋に響き渡った。
音の出処が自分の下着であるということも、わかっている。
白かった筈のそれが水分を含み、濡れ透け役割を失っていることにも、気が付いていた。
「どうして、どうしてなんですか、こんな……」
だからこそ、恥ずかしい。目を背けたい。
身体の全てが熱いが、特に顔とこの部分が熱い気がする。
頭の中を掻き回されるような、初めての感覚。
視界は薄い霧がかかったかのように妙にはっきりとしない。
早く、この疼きをおさめないと。
1002Res/565.77 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20