159:名無しNIPPER[saga]
2021/07/12(月) 19:10:28.57 ID:AlPYWu6V0
練習や試合で怪我をすることはあるし、怪我をさせてしまうことも多々ある。しかし、積極的に人を殺めるのは剣の道から外れる行為であると説いている。
何度男が来ようとも、この人物は、剣の道とは決して相入れないーー剣を利用としている、これは思い込みと言われようとも、その思い込みは変えないと誓っている。
普段であればこれで男は帰った。
だが、今晩は違った。
「では、津嶋さん、この封筒の中身だけでも見ていただけませんか?」
楓「ですからーー「見てください」
断定する命令だった。男の笑みが、ねっとりとした別なものの変わる。
そのことに若干怖気づきつつも、日頃鍛えた胆力で胸を張って姿勢を正す。
それに、封筒を確認するだけだ。
楓は封筒を開けると、そこにあったのは現金でも小切手でもない、一台のスマートフォン
楓が手に取ると自動で電源が入って、その画面に映った光景に、楓は驚愕した。
「津嶋さん、剣の道の前に簡単な防犯意識を教えるべきでしたね。あの子達、ジュースをあげたら簡単に飲んじゃいましたよ」
即座に楓は男の襟首を掴もうとするが、
「おっと、津嶋さん、気をつけてください。俺を傷つけるとどうなるかわかりませんので」
平然と言ってのける男に、楓は殺意のこもった目で手を止める。
スマートフォンには、車の後部座席ーー男が紹介した民間軍事会社のエンブレムのロゴが入ったシートで、先程家に帰ったはずの門下生たち、3人が眠っていた。
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