安価で人間牧場
1- 20
71:名無しNIPPER[saga]
2021/07/07(水) 17:11:22.52 ID:8DSGrC4xO



「粗茶ですが」

男がいれたお茶は美味しかったが、あまり味がしなかった。
連れてこられた場所は、街中のおしゃれなカフェのような場所。

椅子もテーブルもオシャレで、高級品だとわかる。そんな代物に何も着ていない尻を乗せるのは憚られたが、男が気にするそぶりはなかった。


お互いにお茶を飲みつつ、男は口を開く。

「申し遅れました。俺はとある会社で取締役ーーつまり社長をしている者です」

「しゃ、社長なんですか?」

そう言われると、男の身なりはよく、しっかりとした教育を受けていることを窺わせる。

「ええ、主に乳製品と人材派遣ですね」

「そ、その、乳製品ってものはさっきの…」

「想像の通り、あの女性から取れた母乳ですよ。涼子さんが飲んでいるミルクティーのミルクもあの女性ーーマリア号からとれたものです」

男の言葉にお茶を吹き出しそうになる。
吐き出す事態は防いだが、思い切りむせてしまった。

「大丈夫ですか?涼子さん」

誰のせいだと思いはしたものの、より一層恐怖が増して、いえなかった。

「あ、あの、わ、私もその、そういうことになるんでしょうか?」

震えながら言葉を絞り出した。わかっている。あの女性がそうなったのだから、自分もそうだろうと思った。

男がにこやかに笑い、

「それは貴方次第です、涼子さん」



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
334Res/182.85 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice