少女「覚めない悪夢にようこそ」
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100:1 ◆58jPV91aG.[saga]
2021/07/19(月) 22:26:48.25 ID:8Bqh101l0
その中を足音も立てずに、俯いた大勢の兎人形と、頭が異様に大きな醜男が歩いていた。
男は鼻歌を歌い、手に持ったステッキを振り回しながら歩いている。
右目の義眼がカチ、コチ、という音とともに時計回りに回転しあらぬ方向を向いている。
そこで彼は、懐から

以下略 AAS



101:1 ◆58jPV91aG.[saga]
2021/07/19(月) 22:27:37.67 ID:8Bqh101l0
軍隊のように、ボタンの目を赤く光らせた兎達も歩みを止める。

男は懐から金色の懐中時計を取り出し、蓋をパカリと開けた。
そこから、妙にざらついた女性の声が響く。

以下略 AAS



102:1 ◆58jPV91aG.[saga]
2021/07/19(月) 22:28:16.30 ID:8Bqh101l0
「何だい、赤の女王様様様じゃないか!」

ハッターがそう返すと、赤の女王と呼ばれた女性は、懐中時計の向こうでキンキンと喚いた。

『何してるんだい! お茶会はとっくに始まってるんだよ!』


103:1 ◆58jPV91aG.[saga]
2021/07/19(月) 22:28:50.98 ID:8Bqh101l0
「知ってる。知ってるさ。だけどちょっと大事な用事ができてね」

ハッターは崖下の白い壁に囲まれた建物を見下ろし、舌でゾメリと唇を濡らした。

「お茶会には少し遅れるが行くよ。そう、とびきりのお土産を持ってね!」


104:1 ◆58jPV91aG.[saga]
2021/07/19(月) 22:30:12.41 ID:8Bqh101l0
◎作者より
【2】に続きます。
今日の投稿はここまでにします。
良い夜を。


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