少女「覚めない悪夢にようこそ」
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59:1 ◆58jPV91aG.[saga]
2021/07/19(月) 20:03:00.71 ID:8Bqh101l0
「ラフィ……さん? 私、これからどうすれば……」
「ラフィ、でいいよ、アリス」

小さな声で問いかけたアリスに優しく返し、ラフィは口の端を歪めて笑った。

以下略 AAS



60:1 ◆58jPV91aG.[saga]
2021/07/19(月) 20:03:46.17 ID:8Bqh101l0
黒猫は淡々と言った。

「僕の能力は『喋るだけ』……君を守ることはできない。夜だけはシェルターに避難しないと、すぐに今回もゲームオーバーになってしまう」
「…………」
「アポカリクファの終焉まではまだ時間がある。人間達なら、薬や医療器具をもってる筈だから、君の怪我も治療できるかもしれない」
以下略 AAS



61:1 ◆58jPV91aG.[saga]
2021/07/19(月) 20:04:30.90 ID:8Bqh101l0
アリスは泣きそうな顔でそれを見て、そして視界に小川が流れているのを見て嬌声をあげた。

「水……!」

小さく叫んで駆け出す。
以下略 AAS



62:1 ◆58jPV91aG.[saga]
2021/07/19(月) 20:05:18.40 ID:8Bqh101l0
ラフィはそれをぴちゃぴちゃと舐めてから、アリスを見上げた。

「ダメだね。このあたりも汚染されてる。流石に君の体でも耐えきれないと思う」
「どういうことなの? これは水じゃないの?」

以下略 AAS



63:1 ◆58jPV91aG.[saga]
2021/07/19(月) 20:06:22.97 ID:8Bqh101l0
訳の分からない問答をしながら、一人と一匹はやがて少し開けた場所に出た。
崖になっていて、なだらかな斜面の下の方……奥に白いドーム型の建物が見える。

「ここから一番近いシェルターはあそこだね」

以下略 AAS



64:1 ◆58jPV91aG.[saga]
2021/07/19(月) 20:07:19.07 ID:8Bqh101l0
アリスは何度も小さく頷いた。
裸足の足の裏は切れてしまい、そこからも血が流れている。

走り回ったことと恐怖で、体中が硬直していた。
足は悲鳴を上げている。
以下略 AAS



65:1 ◆58jPV91aG.[saga]
2021/07/19(月) 20:08:17.59 ID:8Bqh101l0


数時間も歩き、太陽が少し傾いた頃、アリスとラフィは白いドーム型の建物、その近くまでやっと到達した。
へたり込んだアリスに頬をこすりつけ、ラフィが言う。

以下略 AAS



66:1 ◆58jPV91aG.[saga]
2021/07/19(月) 20:08:56.32 ID:8Bqh101l0
「人間だ。良かった。助けを求めよう」

ラフィがそう言ってアリスを見上げる。

「残念だけど、僕は人間達には見えない。声も聞こえない。君が話をしてくれないかな」
以下略 AAS



67:1 ◆58jPV91aG.[saga]
2021/07/19(月) 20:09:42.45 ID:8Bqh101l0
そして硬直する。

……宇宙服みたいだ。

最初はそう思った。
以下略 AAS



68:1 ◆58jPV91aG.[saga]
2021/07/19(月) 20:10:48.72 ID:8Bqh101l0
「もう大丈夫だ。シェルターの中に避難するぞ!」

男性の声。
アリスはそこでやっと、張り詰めていた緊張がプツリと切れたように、一気に意識を失った。


69:1 ◆58jPV91aG.[saga]
2021/07/19(月) 20:11:40.98 ID:8Bqh101l0
◎作者より
外出しますので、一時更新を中断します。


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