【可愛そうにね、元気くん】「進まない」【SS】
↓ 1- 覧 板 20
60:名無しNIPPER[saga]
2021/08/14(土) 03:12:40.60 ID:JzXNw/sm0
「……がちがち、だね♡」
「おいこら」
61:名無しNIPPER[saga]
2021/08/14(土) 03:13:19.44 ID:JzXNw/sm0
けれど、そんな俺を見つめるとき。
鷺沢はだいたいいつも、笑顔でいてくれるのだ。
62:名無しNIPPER[saga]
2021/08/14(土) 03:14:05.78 ID:JzXNw/sm0
「…………ね」
不意に、鷺沢が俺のあごに手を添えた。
63:名無しNIPPER[saga]
2021/08/14(土) 03:15:08.06 ID:JzXNw/sm0
俺が何か言うより早く、鷺沢が手を振り下ろした。
64:名無しNIPPER[saga]
2021/08/14(土) 03:15:57.51 ID:JzXNw/sm0
――ばちん!
「いっ……!!」
65:名無しNIPPER[saga]
2021/08/14(土) 03:17:23.26 ID:JzXNw/sm0
「うぁっ」
情けない声を上げる。けれど彼女はそんな俺に失望しない。俺の弱いところを飲み干して、より激しく、より熱く、俺に痛みを注いでくれる。
66:名無しNIPPER[saga]
2021/08/14(土) 03:18:04.64 ID:JzXNw/sm0
「元気くん」
「ぎゃっ――い、い"っ、あ、がっ――!」
67:名無しNIPPER[saga]
2021/08/14(土) 03:19:01.60 ID:JzXNw/sm0
苦痛が綿菓子のように視界を覆う。痛みと快楽に喉が詰まって、意識を失うかと思ったその直前――鷺沢が俺の首から手を離した。
「かはっ!! えほっ、げっほ、げほっ……!!」
68:名無しNIPPER[saga]
2021/08/14(土) 03:19:58.37 ID:JzXNw/sm0
『ソレ』も――全部、バレている。
顔を背けようとする俺の髪をつかんで引き寄せながら、鷺沢は、再び怪しいフレーズを――正しく、淫猥な意味で――口にした。
69:名無しNIPPER[saga]
2021/08/14(土) 03:20:31.32 ID:JzXNw/sm0
何もかも溶けていくような、熱い吐息が遠く聞こえる。その息を発した内臓は、どれだけ煮えたぎっているというのだろう。
鷺沢はゆっくりとバスローブをはだけながら、下半身を擦り付けるようにぐらぐらと揺らす。
柔らかい。熱い。痛い。気持ちいい。今にも逝ってしまいそうな甘い雰囲気が、俺をゆすって、溶かして、押しつぶしていく。
102Res/52.71 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20