【安価とコンマ】剣と魔法の世界で姫と結ばれたい9
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523: ◆gEU9La026k[saga]
2021/09/14(火) 22:58:40.47 ID:pK5+yisj0
ネーロ「……きっと、ゼルガー将軍もお怒りでしょうね。私などのことを、あれだけ気にかけてくださったのに……」
ジーク「……そういえば、バレットから聞いたな。ジラワークの横暴から、お前を庇ったと」
ネーロ「それだけではありませんよ。私の体調を気遣ってくださったり、私の我儘を聞いてくれたり……」
ネーロ「鉄国と森国からすれば、恐ろしい相手になりますけど……」
ネーロ「公国の立場から見れば、彼はとても優秀であり……エルクラッド様への本当の忠誠心を持つ立派な将なのです」
ソウキ「立場が変われば、評価も変わるからな。しかし、本当の忠誠心……?」
ネーロ「はい。その……私を含めて、残る公国六将は全員どこか普通ではありませんし……」
ネーロ「心の底からエルクラッド様への忠誠心と……そして覚悟を持たれているのはゼルガー将軍だけでしょう」
ジーク「覚悟と言うのは……自分が棄てられることも見越しているということか?」
ネーロ「少し、違います。ゼルガー将軍は六将の中でも抜きんでた強さをお持ちですが、相手の力量も正しく評価されるのです」
ネーロ「フリーデシルト様の軍の動きは攻めがたく厄介であると言ったり、カタリナ様とは真っ向からぶつかると分が悪いと」
ネーロ「そして、この戦の最中に……ありえないとは前置きされていましたが、自身が討たれる覚悟もなさっていました」
ジーク「……なるほど、一番厄介な手合ということか」
ソウキ「そうなのか? 公国の筆頭将にしては自信が少なそうな印象を受けたが」
ジーク「戦場で真っ先に死ぬのは、相手の力量を正しく判断できない者、自分の力を過信する者です」
ジーク「そして主への忠誠心が強く、自分の死も覚悟しているともなれば……」
ジーク「自分の命すら平気で作戦に組み込んでくる可能性もあるでしょう」
ネーロ「……この場合の作戦とは、公国の敵の殲滅です……」
ソウキ「……そういうことか。そんな将軍が、カタリナの魔力の欠片を奪っている」
ソウキ「確かにこれは警戒しないといけないね……」
ネーロ「ええ……」
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