【安価でのわゆ】久遠陽乃は勇者である【5頁目】
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607: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2021/10/18(月) 22:15:05.63 ID:cvbx5siso

球子「そんなわけないっ……けど、タマが、弱いから」

通常個体なら圧倒できる

進化型にも対抗できるし、十分に戦うことが可能だ。

けれど、その上にはどうにもならない。

手も足も出ないし、楯は打ち砕かれた。

球子「タマに与えられたのは、剣でも鎌でも矢でもなく、楯だった。でも、それが砕かれたんだぞっ」

陽乃「だから?」

球子「っ……だからっ、タマが死んだ後のことも考えなくちゃいけないんだっ」

陽乃「そう。けど、間違ってるわ」

陽乃は淡々と、口を開く

陽乃「あの子を守る貴女が死ぬということは、あの子も死ぬってことよ」

球子「そうならないように陽乃が守って欲しいって言ってるんだ」

陽乃「目の前のものしか殴れないこの手で?」

陽乃は右手で握り拳を作って、球子に見せる。

陽乃の力は確かに強い。

完成型だって、撃ち抜くことのできる力を持っている。

けれど。

陽乃「……あの子のそばにいられるのは貴女でしょう?」


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