【安価でのわゆ】久遠陽乃は勇者である【5頁目】
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930: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2021/11/28(日) 17:44:17.39 ID:XMZ9arOEo

歌野「駄目よ……そんな」

強く感情をあらわにしてはいないが、

不服がにじみ出ている歌野の一方で、

その被害を受けている当人の陽乃は、余裕と言った雰囲気で、笑ってさえいて。

歌野は膝上の手に力を込めて、固い握り拳を作る。

握られたスカートには深いしわが広がっていた。

歌野「久遠さんは私達にとっては英雄よ。間違いなく、死を待つだけだった私達をここまで連れ帰ってくれたんだから」

道中で完全に倒れ伏してしまったと言っても、

そうなるほどに尽力してくれたからこそで、

その1つでも陽乃が担ってくれていなければ、歌野達は杏達と合流もできずに道中で力尽きていたに違いない。

それ以前に、陽乃が自ら四国を飛び出してくれていなかったら、

歌野達は諏訪で滅びていたはずだ。

歌野「なのに、大社は久遠さんに感謝の一言もない」

陽乃「いまさら何言ってるのよ。私に感謝することなんて、彼らにあるわけがないじゃない」

四国に被害が出てしまったのもそうだけれど、

陽乃の存在が四国に不和を招いているのは間違いない。

統一感はややあるものの、あまり善いものでは無いため大社も辟易しているはず。

残念ながら、当然だと言える。


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