【安価・コンマ】Cランク神獣「Sランクまでよじ登る」(その3)
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◆lFOXrxX/4g
[saga]
2021/12/27(月) 12:49:27.91 ID:dZ7wNPAV0
ウォルフ「ラピスっ、あぶない! じかんっ、時間!」
そのウォルフの言葉を聞いて、ラピスはとっさに時を遅くする。
ラピス『く、く......! ......きゃぁっ!?』
そして目を開けると、RATは目と鼻の先にいた。
ラピス『あ、あぶなかった......ふう。と、とりあえず離れましょう。熱いですし......』
ラピスはRATから離れるように熱気の中を歩いた。
時間を遅くしても、そこにあるエネルギーは変わらない。
キュウビの神通力に捕まったのもその法則があったからだ。
そして、その法則は、電気にも適用されていた。
完全に警戒を解いていたラピスは......いや、警戒しようがないのだが、ラピスは不運にも、地面に落ちていたほのかに光っているRATのフンをふんでしまったのだった。
バチバチバチィッ!
ラピス「ぢっ、ぎぃぃっ!?」
全身に激痛が走りその場に倒れこむラピス。
RATは牙に電気を帯びるが、その体から生成されるフンにも牙に負けず劣らず強力な電気を帯びる。
地に落とされたそれは文字通りの地雷となり、一瞬にして踏んだ生物の身体の自由を奪い、動けなくなったところを牙によってトドメをさす。
それは狡猾な、作られた生命体特有の、悪意と殺意に溢れた生態だった。
ラピス「......! ......ぴ...!」
ラピスの身体は動かない、しかし能力の限界の時間に達してしまった。
そして無情にも時は動き出す。
RAT『ぎぎぎぎ、ピーッ、ピーッ、ピーッ......[[chu]]』
フンを踏まれた事を感知したRATは、自身の壊れた身体を補修するためにも獲物へと一直線にとびかかる。
狙いは脊髄。
そこに牙を突き立て電撃を食らわせれば、生物は絶命する。
ラピス「ぴっ......! ぎっ......!」
RATが自身にたどり着くまで、ラピスは何度も能力を使い解決法を探した。
しかしそれはいたずらに恐怖と苦しみを引き延ばすだけで、何の解決にもならなかった。
時間操作はあくまで自身の時間を加速させたり周りの時間を減速させる能力。
ケガは早く治るが、外部からのエネルギーである帯電は治らないのだった。
ラピス「ぴ......」
あまりにも長く電撃と恐怖により苦しんだラピスは心が折れた。
もう楽になってしまおうと能力を使うのをやめ、考えるのをやめた。
RAT『!!![[squeak]]!!!』
そしてRATは急速に接近し、ラピスの脊髄に牙を突き立て.........
バヂバヂバヂィッ!
ラピス「.........ぴ......?」
......なかった。
ウォルフ「あっ、がぁぁぁっ......!」
RAT『ガピッ[[!?]]』
ラピス『うぉる、ふ、さん......?』
フェニ『ウォルフ!!!』
ウォルフがRATの前に立ちはだかり、その牙を身体で受けていた。
先ほどラピスにRATが向かっているのを見た時には既に走り出し、滑り込むようにラピスを守ったのだった。
ウォルフ「うおりゃぁぁぁっ!」
RAT『ガガビィーーッ[[!]]』
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