【安価・コンマ】Cランク神獣「Sランクまでよじ登る」(その3)
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19: ◆lFOXrxX/4g[saga]
2021/11/29(月) 21:08:40.28 ID:T7xPXGo90
ウォルフ「キノ」

キノ「......ノミ?」

ウォルフ「......キノ、やっぱり今日おかしいよね。いつもはあんなにあまえてくるのに、こなかったし。いつもよりもちょっとはなれていたし。それになんだか、ずっと......今も、かなしそうだし」

キノ「キノ、ミ.........」

ウォルフ「たぶん......ぼくがげんいんだよね。ねえ、おしえて、キノ。キノがそんなだと......ぼくもいやだよ」

気づかれていた。
自分がウォルフを避けていた事を、気づかれていた。
そう言えば、朝もウォルフは心配してくれていた。
それに対して自分は......なんともない、と取り繕ったんだった。
ウォルフの優しさを自分は拒絶したのだった。

キノ「.........ノミ、キッ、グスッ......! キノミィィ、キノ、ミィィィィィィ.........!」

ああ、「嫌」と言われた。
もうダメだ、本当に捨てられてしまう。
自分が拒絶したのに、もうこれ以上必要とされるわけがない。
そう思うと、あとからあとから涙が溢れて止まらなかった。
泣きながら地面に頭をこすり付けて、ウォルフに何度も何度も謝る。
捨てないでください、ごめんなさい、愛されなくても良いです、捨てないでください、ごめんなさい......

ウォルフ「.........」

ウォルフにはキノの言葉が分らず、どうしてキノがそんなに悲しんでいるのか、詳しい理由は分からない。
それでも、泣きながら鳴くそのキノの声に含まれている謝罪や悲しみ、そして絶望の感情を感じ取る事はできた。
そして、それがなんとなく自身のせいだという事も......
つい昨夜一羽の小鳥の中に芽生えた不安は、彼をそこまでの負の感情に追い込むほど膨れ上がっていた。
目の前で泣いている小鳥に対して自分がなにをしてあげられるか......ウォルフはそう考えると、静かにキノに近づき......

ぎゅっ

優しく、抱きしめた。

キノ「.....キ、ノ、ミ......」

ウォルフ「......キノ......ごめんね、キノ......ごめん、わからなくて、わかってあげられなくて.........でも、だいじょうぶだから、だいじょうぶだから.........ん......」

キノ「ノ、ンン.........ゥ.........」

ウォルフはそのまま、キノに口づけをした。
しばらく小さい舌は大きい舌を押し返していたが、しばらくするうちに小さい舌はそれを受け入れていき、最終的に大小の舌はトロトロと溶け合うように絡み合った。

キノ「ン、ノミィ、ンミ、キォ、ノンゥ............」

ウォルフ「ん、んん、ふぅ、ふぁ、ん、んふぅ、んんんん.........♡」

キノの身体からは力が抜けていき、半分液体のような状態になっていた。
しかし、キノの声には色が無かった。
キノの身体は快楽を感じていても、心はまだ凍り付き、閉ざされていた。
ウォルフが口を話すと、2人の間を粘度の高い液体が繋いだ。
それが切れてしまわないうちに、それが冷めてしまわぬうちに。
ウォルフは、キノの目を真っすぐ見て言い放った。


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