【安価・コンマ】Cランク神獣「Sランクまでよじ登る」(その3)
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◆lFOXrxX/4g
[saga]
2021/11/29(月) 21:09:41.27 ID:T7xPXGo90
ウォルフ「......すきだよ、キノ」
嘘偽りも、裏もなにもない、純粋な愛の言葉。
その一言はキノの心に、優しく、温かく、染み込んでいった。
キノ「............キノミ......ミィ......」
ウォルフ「ごめんね、そういえば、いってなかったもんね。いってなかったもんね.........ごめんね、ほんとうに、キノ。すきだよキノ。だいすき、だいすきだよ、キノ」
キノ「ミッ、ミノ、キ、キ、キノミ.........キノミィィィィィィ.........!」
今まで、何を悩んでいたのだろうか。
何を、自己嫌悪していたのだろうか。
何を、ウォルフが自分を捨てるだなんて思っていたのだろうか。
ウォルフは、愛してくれているのに。
こんなにも「すき」と言ってくれるのに。
ぜんぶ、勘違いだったのだ。
知っていたはずだったのに、分かっていたはずだったのに、自分は、何を、何を。
キノ「ミィッ、ギッ、ミィィイイィィィィィィッ.........! キノミィ、ミキィ、キノォォォオオォォォォォォォォォッ.........!」
絶望した時も、不安に沈んでいた時も、こんなに涙が流さなかった。
愛してくれていないと思っていた申し訳ない気持ちと、愛し合っていると分かって安心した気持ちと、こんなに愛してくれていて嬉しい気持ちであとからあとから涙があふれて止まらなかった。
それを見ていたウォルフの目からも、ボロボロと涙が落ちていく。
ウォルフ「ごめんねっ、ごめんねぇっ.........! ぐすっ......すきだから、だいすきだから、キノぉ......! ずっとすきだからぁ......ずぅっと、すきだからぁ.........!」
キノ「ノミィィイィイィィィィィィィ.........! キノミィィィィイィィィイイィィィィィィィッ.........!」
ウォルフの胸の毛皮にはキノの涙が染み、キノは頭からウォルフの涙をかぶっていた。
そうしてしばらく、2人はお互いに気が済むまで涙を流し続けた。
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