【安価でのわゆ】久遠陽乃は勇者である【7頁目】
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168: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2022/04/10(日) 23:13:07.87 ID:1ifcHOslo
陽乃「土居さんに聞かなかったの? 見ての通り何の問題もないわ」
杏「それは聞きました。でも、直接会いたくて」
陽乃「まともに動かない身体に鞭を打ってでも?」
皮肉のつもりだったけれど、杏は笑みを浮かべる。
またそんなこと言っちゃうんだから陽乃さんはと、歌野までも知ったようなことを思っていて。
杏「それでもです。私、最後に見たのが、久遠さんが敵に向かっていく姿だったから……心配で」
陽乃「土居さんから――」
杏「戦いで傷ついていないか心配だったんです」
千景に殺されるとまでは考えていなかったものの、
バーテックスとの戦闘でどれだけ怪我をしたのか分からなかったし、
左手を斬りつけられたと聞いて、それで。
杏「……ごめんなさい」
陽乃「謝られても困るのだけど、それは何に対しての謝罪なの? 貴女なんかを助けた程度でこんなことになるような脆弱さだとでも馬鹿にしたいの?」
杏「そんなこと、あるわけないじゃないですか」
杏は首を振ることが辛いのか、その分だけ声を強めて否定する。
そんなわけがない。
陽乃は確かに、戦闘後に倒れることが多いけれど、
それは力の反動によるものであって、決して陽乃は脆弱だからではない。
が、その貴重な力を使わせてしまった。と言う思いもあると杏は吐露する。
杏「久遠さんは、何が何でも私達を守ってくれてしまうから、頑張らないといけなかったのに」
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