【安価でのわゆ】久遠陽乃は勇者である【7頁目】
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259: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2022/05/03(火) 23:42:52.83 ID:VisrFJn4O
陽乃「私個人としては、両親が生きているならいいじゃないって言いたくはあるし」
とはいえ、その状況にもよる。
陽乃の両親――今はもう母親だけになってしまったが、
少なくとも、母親は味方だ。
周囲の全てが敵だったあの時だって、両親は味方でいてくれた。
けれどもし、
郡千景はその両親でさえ味方ではないのだとしたら。と、思わないこともない。
その兆候はすでに高嶋友奈や勇者という肩書への執着という形で表に出ていることは陽乃も知っている通りで、
だからこそ懸念される。
人々に被害が出始めている今、
郡千景の支えとして存在していた勇者という肩書は、周囲の目にどう映っているのか。
そのリーダーという役目を担っていた千景への手のひら返しはどれほどのものか。
陽乃「……」
歌野「……良いと思うわ」
歌野は、穏やかに頷く。
歌野「陽乃さんが知りたいなら、行くべきだと思う」
陽乃「その、悟った顔止めて頂戴」
歌野「だって」
何考えているか分かっちゃうんだもの。と、歌野は喉に負担がかからないように笑うと
ひなたへと目を向けて一緒に行ってあげて欲しいと言う。
ひなた「私も、ですか?」
歌野「上里さんは郡さんの実家とか知ってるんでしょ?」
ひなた「あ、はい……一応」
陽乃「あまりお荷物は連れていきたくないのだけど」
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