【安価でのわゆ】久遠陽乃は勇者である【7頁目】
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268: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2022/05/06(金) 00:20:52.25 ID:EhIJGcrZo
1階建てで、古めかしさを感じるところどころの傷みが良く目立つ建物
周辺には雑草が生い茂っており、
庭らしき場所もあまり手が入れられている様子がない。
陽乃「……人、住んでるの?」
ひなた「は、はい……その、はず、です」
下ろした傍からふらふらと数歩歩いてすぐに蹲って口元を抑えたひなたを横目に、
陽乃は表札を確認する。
【郡】
と、苗字が書かれているので、
同姓がこの村の中にいなければ、ここが実家で間違いないだろう。
そもそも、元巫女の代表として情報を多く持っていたひなたが知っている場所がここだ。
ココでないのなら、もう見つからない。
陽乃「……ふむ」
ひなた「何か、気になることが?」
陽乃「あぁ、人気が無いと言うか……陰惨な空気を感じるのよ。ここを実家とは思いたくない感じ」
ひなた「……言われてみれば」
陽乃「とにかく、中に入るわよ」
ひなた「鍵――」
鍵はあるのか。そう、ひなたが問うまでもなく、陽乃が取っ手に手を懸けた瞬間にガチャリと音がして、たやすく扉が開く。
ひなた「……九尾さんですか?」
陽乃「貴女はそこで待っていても良いのよ」
ひなた「いえ、私も行きます」
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