【安価でのわゆ】久遠陽乃は勇者である【7頁目】
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62: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2022/03/21(月) 21:45:43.90 ID:pNhU7I3nO

呆れる歌野は、

けれどもやっぱり、志が同じだからと、繰り返す。

杏の受け売りはともかくとして、そこは間違っていないと思っているようだった。

歌野「私も守りたい。土居さんも守りたい。だから、肩入れしてくれる」

陽乃「……そう」

歌野「だから、土居さんのことを敵視したりしないで」

陽乃「別に敵視はしてないわよ。ただ、それが気に喰わなかっただけよ。貴女は本来なら、勇者達のリーダーに抜擢されていたはずだし、人心掌握にも長けているだろうから」

歌野「そうかしら」

陽乃「ええ」

歌野は間違いなく、人心掌握に優れている。

でなければ、3年間も、あの救いのない場所でみんなを取りまとめることなんて、不可能だからだ。

歌野だけしかいなかったとしても、

徐々に追い込まれていく中で、反発されることはあったはずだし、

四国と違って、大社のような大人の組織の助力もなかった諏訪では、初動の時点で乱れてばらばらになっていてもおかしくなかった。

だけど、そうはならなかった。

まとめ上げ、3年間も守り続けた。

それは実績として確かに存在し、疑いようのない実力である。

陽乃「でも、郡さんを制御できなかったから、やっぱり信頼は出来そうにないわね」

歌野「それはそうだけど、取り付く島もなかったわ」


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