29: ◆MwGCuKsAMM4S[sage]
2022/12/09(金) 20:31:53.42 ID:zB2dtYOC0
珍歩「ヒ、ヒイイイイイ!うぼっ!?ぶひっ!?」
鴒「あーあ、又追い詰められてる。」
真宙「にしても、ぶひっ、っていくらなんでもよお……」
さえ「しかし、先生も人が悪いですこと。あのような素人さんが、リングの上でインファイター相手に間合いをきちんと取れるわけないじゃないですの。」
顧問「あら、私はちゃんと伝えたわよ?リングを『回る』ことができれば、ってね。」
鴒「四角形なのに、どうして『リング』なのか、だね。アウトボクシングの基本、決して相手から目を離してはいけない。それには相手を軸にして……」
真宙「円状にリングを動くことが大事、ってことだな。アレの場合、見事に真後ろや真横みたいに直線的にしか動かないせいで、簡単にロープを背負っては響に連打を浴びてんのな。」
男子部員「ただ、出海さんさっきからアレの両腕ばかり狙ってません?」
顧問「……神谷さん、あなたの入れ知恵ね?あれ。」
涼子「あ、分かっちゃいます?」
真宙「なるほどな。……あ、両腕で構えることもままならなくなってきてやんのな。」
鴒「それでも何とかピーカブーっぽく構えようとしてはいるみたいだけど、出海さんのそれが『亀の甲羅』よろしく鉄壁であるのに対して……」
さえ「あっちの素人さんのピーカブーは、あたかも『クリームたっぷりのシュークリーム』といったところかしら?」
顧問「それ、例えとしてはバッチリだね。出海さんも力入れずに当てることだけ意識して叩いてるけど、そもそも素人のヤワな腕であれだけ叩かれたら簡単に『漏れ出ちゃう』よねえ。」
涼子「一旦漏れだしたら、もう止まらなくなるでしょうね。響ちゃんも、そろそろあっちの人を倒しにいっちゃっても良いと思いますけど……」
響「先生。」
顧問「どしたー?」
響「どうしよう、決着付けにいっちゃって良いかな?」
顧問「おっけー。」
珍歩「い、今だお!渾身の力を込めて!」
響「はいはい。」
珍歩(ピクピク)
真宙「しっかし、改めてキレーな一撃だったな。」
響「ボディも考えたけど、吐かれると面倒だし、顎を選ばせてもらったよ。」
さえ「アッパーじゃなく、振り下ろす感じにしてあげたのは、出海さんのせめてもの慈悲ですわねえ。」
顧問「ろくに鍛えてない素人に本気のアッパーなんか食らわせたら、脳のぐらつき以前に首が耐えられなくて脊髄やっちゃう可能性もあるからね。」
男子部員「むしろそっちの方が良かったんじゃ……」
鴒「駄目駄目、流石に脊髄損傷はこっちにも非が生まれるし、これの親に訴えられたら不味いから。あとは……」
顧問「神谷さん、一応聞くけど、無理にやる必要は無いわよ?」
涼子「い、いえ!大丈夫です!」
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