R-18 安価とコンマでダンジョンタワー攻略 Part4
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塔の主
◆VfcsCSY7us
[saga]
2025/03/17(月) 21:34:45.65 ID:e+P9w++80
信じがたい内容に愕然とするツバキを見下ろしながらギンガが言う。
「このとおり。拙者は既に新たな旦那様…コスプレさせイヤー様の女でございます」
ツバキを見るギンガの冷徹な視線はまるで他人を見るかのよう。
心が張り裂けるような悲しみと新たな怒りがツバキの肩を震わせる。
(どうして…こんなことに…!)
「おほん、重い空気が漂うところに悪いけどツバキちゃん。キミももちろん捕まえさせてもらうよん。ボクの新たな女優、そしてオモチャとしてね!」
そんなツバキの震えを止めたのは能天気な淫魔の声だった。
極限まで高まった怒りが、逆にスゥっとツバキの思考をクリアにする。
「…くだらない野心はそこまでだ。貴様のような外道は私が切り捨てる。そうすれば契約も無効となろう」
「そうはさせません。旦那様はこのギンガがお守りしておりますので」
「そこをどけ、ギンガ。命令だ」
「聞けません。もうあなたは主ではありません」
「…」
互いの冷たい視線がぶつかり合う。
ツバキの脳裏に様々なことが思い起こされる。
子供のころ、初めて出会った日のこと。
風邪を引いたとき、看病してくれたこと。
ともに旅をしたこと。
沢山の思い出は数えきれないほどだ。
「ふ… 諦めるなど、できるものか」
ちゃき…と太刀の音が鳴る。
(そうだ。私はギンガとともに故郷へ帰る。我々の絆がそんな汚らわしい契約などで引き裂けるものか!)
狙いはひとつ、淫魔コスプレさせイヤーの命。
立ちはだかるギンガを退けてそれを成すのは至難の業だ。
だがそれでもやるしかない。
「いくぞ淫魔! うぉぉぉぉっ!!!」
「させません! はぁぁぁっ!!」
ガキィィィン!!
淫魔に切りかかるツバキの太刀を、ギンガがクナイで受け止める。
「ギンガ! お前を倒してでも!お前を救ってみせる! そいつを殺してな!」
ツバキの叫びはギンガの心に響かぬまま…悲しい戦いが幕を開けた。
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