132:名無しNIPPER[saga]
2023/08/11(金) 14:50:26.04 ID:tumGqXRK0
イジュウインさんは、今でも亡夫のことが好きなんだろう。
亡夫の写真は全て捨てたというが、会社の重役からは僕に似ていると言われた。
やはり、僕に目を掛けたことも亡夫のことが大きいだろう。
僕はイジュウインさんに感謝して彼女を支えた。
そして、僕はイジュウインさんに好意を抱き、イジュウインさんに僕に好意を持った。いつしか、体の関係を結ぶようになった。
イジュウインさんは僕を貪るように抱いて、ことが終わるといつも泣いていた。
僕にはどうすることもできなかった。
その内イジュウインさんは妊娠した。僕はもちろんプロポーズをした。一生支えたいと思ったからだ。
「……ヤマダくん。一つ、お願いがあるの」
「はい……なんですか?」
「私あなたと結婚するけど、あの人も忘れられないの」
「え?」
「お腹の子供は、あなたの子供じゃなくて、あの人の子供……と思って育てたいの。悪いけど……イジュウイン家に婿入りして欲しいの」
「……分かりました」
こうして僕らは結婚し婿入りした。僕は会社を辞めて、専業主夫になった。
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