【安価・コンマ】エロモンスターダンジョンクエスト・3
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306: ◆WEXKq961xY[saga]
2023/11/04(土) 17:53:00.51 ID:0/opEtLjo


カツラギ「よっ、いしょっ…」ザック ザクッ

パペマ「えいっ」ズムッ ドサッ

ゴーレム「____」ズゴッ ズゴッ ズゴッ

 敵味方合わせて、10人以上は死人が出た。肉食獣に掘り起こされないよう、十分な深さの穴を掘るのはかなりの重労働だ。家族や友人、同業者を失って、打ちひしがれた人々と共に、墓穴を掘っていく。幸いゴーレムと、ゴーレムの手足を装備したパペマのおかげで、作業効率は良い。夜明けまでには掘り終わりそうだ。

「…町長さん、死んじまったって」「これから、どうしたら…」

カツラギ「ここの町長は、どうやって決めてるんだ?」

「皆で話し合って決めてる。ただ、先々代から今の町長の家が継いでた」

パペマ「じゃ、フォーグが次の町長?」

「あの人が引退したら、フォーグ君が継ぐだろうって話にはなってた。だけど、こんなに早くとは…」

「町長の倅はまだ14だ。結婚もしてない」

カツラギ「じゃあ、他を探すのか?」

「さぁ…だが、ギルドに顔が利くのは、あの一家くらいだったからなぁ」

パペマ「この町、ギルドと繋がってる。だから狙われた」

「だとしてもこんな森の奥、来るだけで大損だろうに…」



 山際に日光が見えてきた頃、カツラギたちが墓を掘り終えて広場まで戻ってきた。広場には遺体が並べられ、生き延びた人々の弔いを受けていた。隅の方に積まれているのは、盗賊たちの遺体だ。

フォーグ「! カツラギさん」

カツラギ「よう。こっちは掘り終わったぜ」

フォーグ「ありがとうございます。後は、遺体を埋めに行かないと…今、使える台車を掻き集めているところです」

 よく見ると、広場の隅には数台の台車が集められていた。フォーグが手を叩くと、その場にいた人々が彼の方を見た。

フォーグ「皆、あと一息だ。男たちは、遺体を墓場へ。女たちは、残った食材を集めて、温かい食事を頼む」

 彼の号令で、町人たちが動き出す。最後の別れを済ませて、遺体が荷台に載せられていく。女たちは子供を連れて食堂へ入っていく。カツラギが食堂から盗賊を遠ざけたおかげで、ここだけが無事に残ったのが不幸中の幸いであった。

カツラギ「…もう、すっかり町長の風格だな」

フォーグ「いや…おれは、ロゼッタさんに言われたとおりにしているだけで」



「馬は残ってないか? この車、馬じゃないと引けないぞ」



カツラギ「馬なら、用意できるぜ」

 カツラギは台車の方へ向かうと、一頭の輓馬に変身した。

「おお、ゴリラだけじゃなくて馬にもなれるんだな」

エリーゼ「先生! 私も…」

 怪我人の治療が済んだのか、エリーゼが駆け寄ってきた。彼女は変身したカツラギの姿をじっと観察すると、自身も同じ輓馬に変身した。
 いつ見ても、大した才能だ。そう思いながら、カツラギは嘶いた。




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