【安価・コンマ】エロモンスターダンジョンクエスト・3
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633: ◆WEXKq961xY[saga]
2023/12/17(日) 20:45:03.80 ID:R2LjloRXo


カツラギ「フレイの夫のカツラギだ」

フレイヤ「フレイの妹、フレイヤでございます」

 慇懃に頭を下げたフレイヤ。やや陰険な顔をしていることを除けば、フレイとそっくりだ。

フレイヤ「この度、父が病に罹り、家督を手放されるとのことで」

フレイ「何!? それは初耳だ」

フレイヤ「このような辺鄙な所にいれば、大事な知らせも入らないでしょう? …父上は、お姉様が相続権を手放されるのであれば、わたくしが継いでも構わないと」

 言いながらフレイヤは、居心地悪そうに辺りを見回した。いつの間にか部屋には何人もの女たちが立っていて、フレイヤに視線を向けていた。

フレイヤ「…こんな洞窟の奥で、どことも知れぬ田舎者の妻に収まっているようですし、当然家督は」

フレイ「___我が夫を侮辱するか」

フレイヤ「!?」ビクッ

 部屋の空気が凍った。その場にいる女たちが、手に手に何かの武器や、魔術を構えていることに、フレイヤはようやく気付いた。
 しかし、当の田舎男は、へらへらしながら手を振った。

カツラギ「よせ、よせ。俺は確かに田舎者だ。…それに、ギルドで護衛を雇ったんだろ? ここであんたをどうにかしたら、そいつらの報酬がパアだ」

フレイヤ「く、口を慎みなさい! わたくしを誰だと」

カツラギ「え? 実の姉から教育機会を奪い、家から放り出して家督を独り占めしようとした、えらーい妹様だろ?」

フレイヤ「!? な、何という言い草」

フレイ「フレイヤ」

 フレイは、静かに切り出した。

フレイ「…私は、家のことに興味は無い。世界中を飛び回り、貧者に施しをして回る父上と母上の噂を聞き、そのようになりたいと願っただけだ。もとより、領主としての執務は、殆ど執事長が行っていたろう? 彼と代わりたいのであれば、そうするがいい」

 それから、胸に抱いた子を愛おしそうに見つめながら続けた。

フレイ「私も…母になった。色々と考えも変わった。私は親の顔を覚えておらぬが、我が子にそのような思いはさせたくない。お前が、面倒な執務を引き受けてくれるのは大歓迎だ」

フレイヤ「であるならば、終生この洞窟に籠もり、永劫わたくしの邪魔立てをしようなどとは考えないこと。この場でお約束いただきたく」

フレイ「ああ、約束するよ」

 フレイは苦笑しながら頷いた。フレイヤは、どこかほっとしたような顔で立ち上がった。

フレイヤ「では。長居は無用」


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